inHgとkPaの変換方法|海外の圧力・気圧表記を読む方法

inHgとkPaは、どちらも圧力を表す単位です。inHgは「インチ水銀柱」を意味し、英語では「inches of mercury」と表記されます。日本ではあまり見かけませんが、海外の圧力計、真空計、気圧表示、航空関連、古い設備資料、海外仕様書などでは今でも使われることがあります。

結論から言うと、inHgからkPaへ変換する場合は、数値に3.38639を掛けます。反対に、kPaからinHgへ変換する場合は、数値に0.295300を掛けます。

結論:inHgとkPaの変換はこの式でOK

1 inHg = 3.38639 kPa
1 kPa = 0.295300 inHg

inHgをkPaにしたい場合は「inHg × 3.38639」、kPaをinHgにしたい場合は「kPa × 0.295300」で計算できます。

計算式

kPa = inHg × 3.38639

inHg = kPa × 0.295300

例:30 inHgをkPaに変換する場合
30 × 3.38639 = 101.5917 kPa
よって、30 inHg ≒ 101.6 kPaです。

まずは、よく使う値を早見表で確認しておきましょう。海外の気圧表示や真空計、圧力計の読み替えでは、下の表だけでもかなり実用的に使えます。

inHgとkPaの早見表

inHgからkPaへ変換する早見表です。海外仕様書、気圧表示、真空計、圧力計などで出やすい値を中心にまとめています。

inHg kPa 主なイメージ
1 inHg 3.386 kPa 小さな圧力差・真空表示
2 inHg 6.773 kPa 低圧・差圧の確認
5 inHg 16.932 kPa 真空計・圧力計の表示
10 inHg 33.864 kPa 真空・設備資料で出る値
15 inHg 50.796 kPa 中程度の真空表示
20 inHg 67.728 kPa 真空計・吸引圧の換算
25 inHg 84.660 kPa 強めの真空表示
29.92 inHg 101.321 kPa 標準大気圧に近い値
30 inHg 101.592 kPa 大気圧の目安
40 inHg 135.456 kPa 加圧側の圧力確認

kPaからinHgへの早見表

次に、kPaからinHgへ変換する早見表です。国内資料ではkPa、海外資料ではinHgというように、資料ごとに単位が違う場合に便利です。

kPa inHg 主なイメージ
1 kPa 0.295 inHg 微小圧力・差圧
5 kPa 1.476 inHg 低圧・真空計
10 kPa 2.953 inHg 設備圧力の換算
20 kPa 5.906 inHg 低圧センサ・差圧
50 kPa 14.765 inHg 真空・圧力仕様
100 kPa 29.530 inHg 大気圧に近い値
101.325 kPa 29.921 inHg 標準大気圧
150 kPa 44.295 inHg 加圧側の圧力確認
200 kPa 59.060 inHg 高めの圧力仕様

inHgとは?

inHgは「inch of mercury」の略で、日本語では「インチ水銀柱」と呼ばれます。水銀柱の高さをインチで表した圧力単位です。

水銀柱を使った圧力表示という意味では、mmHgと考え方は近いです。mmHgは水銀柱の高さをミリメートルで表し、inHgは水銀柱の高さをインチで表します。

1インチは25.4mmなので、1 inHg = 25.4 mmHgです。そして、1 mmHgは約0.133322 kPaなので、1 inHgは約3.38639 kPaになります。

1 inHg = 25.4 mmHg

1 inHg = 3.38639 kPa

inHgがよく使われる場面

  • 海外の気圧表示
  • 航空関連の高度計・気圧設定
  • 真空計・バキュームゲージ
  • 自動車の吸気圧・マニホールドバキューム
  • 海外製の圧力計・設備資料
  • 古い装置マニュアルやメンテナンス資料
  • 英語圏の技術資料・仕様書

日本国内の工学資料ではPa、kPa、MPaがよく使われますが、英語圏の資料ではinHgやpsiが出てくることがあります。特に、米国系の圧力・気圧・真空関連資料では注意しておきたい単位です。

kPaとは?

kPaは「キロパスカル」と読みます。Paは圧力のSI単位で、kPaはその1000倍です。

1 kPa = 1000 Pa

工学、設備、製造業、センサ、空圧、流体、気象などでは、Pa、kPa、MPaがよく使われます。低圧や差圧ではPaやkPa、高圧や油圧ではMPaが使われることが多いです。

kPaがよく使われる場面

  • 圧力センサ・差圧センサの仕様
  • 圧力計・デジタルメーター
  • 空圧機器・配管設備
  • 真空装置・真空ポンプ
  • 流量計・差圧式流量計
  • 製造設備・検査装置
  • 国内向けの技術資料・設計資料

inHgとkPaの関係

inHgとkPaは、どちらも圧力を表す単位です。違いは、inHgが水銀柱の高さをインチで表す単位で、kPaがSI単位系の圧力単位であることです。

実務では、次の関係を覚えておくと便利です。

1 inHg = 3.38639 kPa

29.921 inHg = 101.325 kPa

101.325 kPaは標準大気圧です。海外の気圧表示では、標準大気圧に近い値として29.92 inHgがよく使われます。

inHgとkPaの変換は、単純な比例計算です。温度の摂氏・華氏のように、足し算や引き算を含む変換ではありません。inHgからkPaへも、kPaからinHgへも、基本は掛け算で計算できます。

inHgをkPaに変換する方法

inHgをkPaに変換するには、inHgの数値に3.38639を掛けます。

kPa = inHg × 3.38639

例1:10 inHgをkPaに変換

10 inHgをkPaに変換します。

10 × 3.38639 = 33.8639

したがって、10 inHg ≒ 33.9 kPaです。

例2:20 inHgをkPaに変換

真空計やバキュームゲージで20 inHgという値を見ることがあります。

20 × 3.38639 = 67.7278

したがって、20 inHg ≒ 67.7 kPaです。

ただし、真空計で「20 inHg」と書かれている場合、それが絶対圧なのか、真空度なのかによって意味が変わることがあります。この点は後ほど詳しく説明します。

例3:29.92 inHgをkPaに変換

海外の気圧表示では、29.92 inHgという値がよく出てきます。これは標準大気圧に近い値です。

29.92 × 3.38639 = 約101.32

したがって、29.92 inHg ≒ 101.32 kPaです。

kPaをinHgに変換する方法

kPaをinHgに変換するには、kPaの数値に0.295300を掛けます。

inHg = kPa × 0.295300

例1:100 kPaをinHgに変換

100 kPaをinHgに変換します。

100 × 0.295300 = 29.53

したがって、100 kPa ≒ 29.53 inHgです。

例2:101.325 kPaをinHgに変換

標準大気圧である101.325 kPaをinHgに変換します。

101.325 × 0.295300 = 約29.921

したがって、101.325 kPa ≒ 29.921 inHgです。

例3:50 kPaをinHgに変換

50 kPaをinHgに変換します。

50 × 0.295300 = 14.765

したがって、50 kPa ≒ 14.8 inHgです。

海外の気圧表記で使われるinHg

inHgは、特に海外の気圧表示で見かけることがあります。日本では気圧をhPaで見ることが多いですが、英語圏の天気情報や航空関連ではinHgが使われる場合があります。

たとえば、天気情報で「Barometric pressure: 29.92 inHg」と表示されていた場合、これは約101.3 kPa、つまり標準大気圧に近い気圧を意味します。

気圧表示 kPa換算 目安
29.50 inHg 99.88 kPa やや低めの気圧
29.92 inHg 101.32 kPa 標準大気圧に近い
30.00 inHg 101.59 kPa 標準大気圧付近
30.20 inHg 102.27 kPa やや高めの気圧

海外の気圧表示を読むときは、「30 inHg前後が大気圧付近」と覚えておくと感覚をつかみやすいです。日本でよく見るhPaに近い感覚で考えるなら、101.3 kPaは1013 hPaに相当します。

真空計・バキュームゲージでのinHgの注意点

inHgは、真空計やバキュームゲージでもよく使われます。ただし、ここで注意したいのが、inHg absoluteinHg vacuumの違いです。

「20 inHg」とだけ書かれている場合、文脈によっては絶対圧20 inHgを意味する場合もあれば、大気圧から20 inHg分だけ低い真空度を意味する場合もあります。

絶対圧20 inHgの場合

絶対圧として20 inHgと書かれている場合は、そのままkPaに変換します。

20 × 3.38639 = 67.7278

したがって、20 inHg abs ≒ 67.7 kPa absです。

20 inHg vacuumの場合

一方で、「20 inHg vacuum」や「20 inHg Vac」のように、真空度として表記されている場合は意味が変わります。

大気圧を約29.92 inHgとすると、20 inHg vacuumは、大気圧から20 inHg分だけ低いという意味です。

絶対圧は次のように計算します。

29.92 – 20 = 9.92 inHg abs

9.92 × 3.38639 = 約33.6 kPa abs

つまり、20 inHg vacuum ≒ 33.6 kPa absです。

このように、真空表記では単純に「20 inHg = 67.7 kPa」と考えると、意味を取り違える可能性があります。真空計、吸引装置、ポンプ、包装機、乾燥機、自動車のバキュームゲージなどでは、絶対圧なのか真空度なのかを必ず確認しましょう。

圧力計・センサ仕様での換算例

製造業や設備の現場では、海外製の圧力計やセンサ仕様書でinHgが出てくることがあります。特に、真空側のレンジ、低圧測定、吸引圧、差圧、気圧補正などの資料では注意が必要です。

例1:圧力計のレンジが0〜30 inHgの場合

圧力計や真空計のレンジに「0〜30 inHg」と書かれている場合、kPa換算では次のようになります。

30 × 3.38639 = 101.5917

したがって、30 inHg ≒ 101.6 kPaです。

ただし、この表示が真空ゲージの0〜30 inHg vacuumを意味している場合、実際には大気圧から真空方向への表示です。圧力計の種類や目盛りの向きを確認しましょう。

例2:仕様書に5 inHgと書かれている場合

5 inHgをkPaに変換します。

5 × 3.38639 = 16.93195

したがって、5 inHg ≒ 16.9 kPaです。

低圧センサや差圧計の仕様では、このように数inHgの値が出てくることがあります。国内資料にまとめる場合は、kPaやPaに換算して併記すると読みやすくなります。

例3:国内資料の50 kPaを海外仕様のinHgに合わせる場合

50 kPaをinHgに変換します。

50 × 0.295300 = 14.765

したがって、50 kPa ≒ 14.8 inHgです。

海外メーカーの資料、顧客提出資料、比較表などで単位をそろえる場合、このような換算が必要になります。

複数の単位をまとめて確認したい場合

inHgとkPaの単発換算であれば、この記事の計算式と早見表で十分です。ただ、実務ではinHgとkPaだけでなく、psi、bar、atm、mmHg、Torr、Pa、MPaなどが同時に出てくることがあります。

海外仕様書ではinHg、国内資料ではkPa、真空装置の資料ではTorr、圧力計ではpsiというように、単位が混在していると確認に時間がかかります。さらに、圧力だけでなく、流量、温度、長さ、面積、体積なども同時に確認したい場面もあります。

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単位換算・単位変換アプリ

海外仕様書の単位確認にはMyUnitも便利

inHgとkPaのような圧力換算だけでなく、psi、bar、Torr、Pa、MPaなどをまとめて確認したい場合は、単位換算アプリ「MyUnit」も便利です。単発の換算ならこの記事で十分ですが、複数単位を日常的に扱う場合は、保存・整理・一括換算ができると確認作業が楽になります。

MyUnitのトップ画面 MyUnitのカスタム単位・複数ステップ計算画面 MyUnitの一括換算画面

実務でinHgとkPaを使うときの注意点

inHgとkPaの換算自体はシンプルですが、実務では単位変換以外の部分でミスが起きやすいです。特に、海外資料では表記のクセがあり、inHg、in. Hg、in Hg、Hg、Vac、gauge、absoluteなどが混在することがあります。

1. inHg absとinHg vacuumを区別する

inHg absは絶対圧です。完全真空を0として、そこからどれだけ圧力があるかを表します。一方、inHg vacuumは大気圧からどれだけ低いかを表す真空度です。

表記 意味 注意点
inHg abs 絶対圧 完全真空を0とする
inHgA 絶対圧 absoluteの略として使われる場合がある
inHg vacuum 真空度 大気圧からどれだけ低いかを表す
inHg Vac 真空度 真空計やバキュームゲージでよく見る
-inHg 負圧・ゲージ圧 大気圧基準のマイナス側表示

特に真空装置や吸引装置では、単純な単位換算だけでなく、圧力の基準を確認することが重要です。

2. 気圧表示では30 inHg前後が大気圧付近

海外の天気情報や航空関連では、気圧がinHgで表示されることがあります。この場合、30 inHg前後が大気圧付近と覚えておくと読みやすくなります。

標準大気圧は101.325 kPaで、inHgでは約29.921 inHgです。つまり、29.92 inHgと表示されていれば、ほぼ標準大気圧と考えられます。

3. psi、bar、Torrと混在しやすい

海外仕様書では、inHgだけでなくpsi、bar、Torr、atmなどの圧力単位が同じ資料内に出てくることがあります。特に米国系の資料では、加圧側はpsi、真空側はinHgで表すこともあります。

たとえば、圧力レンジが「-30 inHg to 100 psi」のように書かれていることがあります。この場合、真空側はinHg、加圧側はpsiです。単位を見落とすと、仕様範囲の理解を間違える可能性があります。

4. 丸め方は用途に合わせる

1 inHg = 3.38639 kPaですが、実務では毎回小数5桁まで使う必要はありません。用途に応じて丸め方を変えると、資料が読みやすくなります。

用途 おすすめの丸め方
概算確認 小数1桁程度 10 inHg ≒ 33.9 kPa
設備資料 小数2〜3桁程度 5 inHg ≒ 16.932 kPa
センサ仕様 仕様書の有効桁に合わせる 50 kPa ≒ 14.765 inHg
気圧表示 小数2桁程度 29.92 inHg ≒ 101.32 kPa

有効桁を増やしすぎると、かえって読みにくくなります。資料作成では、元の数値の精度や測定器の分解能に合わせるのが自然です。

よくある間違い

間違い1:inHgをkPaにするときに0.295300を掛けてしまう

0.295300を掛けるのは、kPaからinHgへ変換するときです。inHgからkPaへ変換する場合は、3.38639を掛けます。

正:kPa = inHg × 3.38639

正:inHg = kPa × 0.295300

間違い2:inHgとmmHgを同じだと思ってしまう

inHgとmmHgは、どちらも水銀柱を基準にした圧力単位ですが、同じではありません。inHgはインチ、mmHgはミリメートルです。

1インチは25.4mmなので、1 inHg = 25.4 mmHgです。つまり、1 inHgは1 mmHgの25.4倍の圧力です。

間違い3:真空度のinHgをそのまま絶対圧として扱う

真空計で20 inHgと表示されている場合、それが20 inHg absなのか、20 inHg vacuumなのかで意味が変わります。

20 inHg absなら約67.7 kPa absです。一方、20 inHg vacuumなら、大気圧から20 inHg分だけ低いという意味なので、絶対圧は約33.6 kPa absになります。

真空関連では、単位変換よりも先に「何を基準にした圧力なのか」を確認しましょう。

間違い4:inHgとpsiを混同する

psiは「pounds per square inch」の略で、ポンド毎平方インチを意味する圧力単位です。inHgとはまったく別の単位です。

海外の圧力計では、psiとinHgが同じメーターに表示されていることもあります。加圧側はpsi、真空側はinHgという形で使い分けられている場合があるため、目盛りの単位を必ず確認してください。

間違い5:Pa、kPa、MPaの桁を間違える

kPaはPaの1000倍、MPaはkPaの1000倍です。inHgからkPaに変換したあと、PaやMPaに直すときに桁を間違えることがあります。

単位 関係
1 kPa 1000 Pa
1 MPa 1000 kPa
1 MPa 1,000,000 Pa

たとえば、10 inHgは約33.9 kPaです。Paに直すと約33,900 Paです。ここで33.9 Paとしてしまうと、1000倍のミスになります。

関連する圧力単位との違い

inHgとkPaを理解するには、周辺の圧力単位も整理しておくと便利です。海外仕様書や設備資料では、複数の単位が混在しやすいためです。

単位 読み方 主な用途 kPaとの関係
Pa パスカル SI単位、微小圧力 1 kPa = 1000 Pa
kPa キロパスカル 設備、センサ、圧力計 基準として使いやすい
MPa メガパスカル 高圧、油圧、配管 1 MPa = 1000 kPa
inHg インチ水銀柱 海外の気圧、真空、圧力計 1 inHg = 3.38639 kPa
mmHg ミリメートル水銀柱 医療、真空、古い資料 1 mmHg = 0.133322 kPa
Torr トル 真空、実験装置 1 Torr ≒ 0.133322 kPa
psi ピーエスアイ 海外仕様、空圧、圧力計 1 psi ≒ 6.895 kPa
bar バール 空圧、配管、海外資料 1 bar = 100 kPa
atm 気圧 大気圧基準 1 atm = 101.325 kPa

inHgとmmHgの違い

inHgとmmHgは、どちらも水銀柱の高さを使った圧力単位です。違いは、長さの単位がインチかミリメートルかです。

1 inHgは25.4 mmHgです。そのため、inHgの数値をmmHgに変換したい場合は25.4を掛けます。

inHgとTorrの違い

Torrは真空分野でよく使われる圧力単位です。1 Torrはほぼ1 mmHgに近い値として扱われます。inHgはインチ水銀柱なので、1 inHgは約25.4 Torrに相当します。

真空装置の資料では、inHg、mmHg、Torr、Paが混在することがあるため、単位を見落とさないようにしましょう。

inHgとpsiの違い

inHgは水銀柱の高さを基準にした単位で、psiはポンド毎平方インチを基準にした単位です。どちらも英語圏の資料でよく使われます。

圧力計では、加圧側にpsi、真空側にinHgが表示されていることがあります。同じメーターに複数の単位がある場合は、どの目盛りを読んでいるのかを必ず確認してください。

カスタム単位や複数ステップ計算が必要な場合

inHgとkPaの変換だけなら、この記事の式と早見表で十分です。ただし、実務では単位変換が1回で終わらないことがあります。

たとえば、海外仕様書ではinHgやpsi、国内資料ではkPaやMPa、真空装置の資料ではTorrやPaというように、単位がバラバラに出てくることがあります。古い設備資料ではmmHgやkgf/cm²が残っていることもあります。

また、圧力センサの仕様確認では、圧力レンジだけでなく、出力電圧、補正係数、流量換算、差圧換算などを組み合わせて確認することもあります。このような場合、単純な1回の換算だけでなく、複数ステップの計算や、よく使う換算の保存ができると便利です。

MyUnitが便利な場面

単位換算アプリ「MyUnit」は、既存単位の換算だけでなく、カスタム単位の追加や複数ステップ計算にも対応しています。圧力、流量、温度、長さなど、工学系の単位を日常的に扱う方に向いています。

  • 海外仕様書のinHgやpsiを国内資料向けにkPaへ変換したい
  • 古い図面の単位を現在の単位に置き換えたい
  • センサ仕様の単位をまとめて確認したい
  • 真空計、圧力計、流量計の単位を整理したい
  • よく使う換算を保存・整理したい
  • CSVで換算結果を共有したい
  • 社内資料や顧客提出資料の単位確認ミスを減らしたい

単発の換算なら記事内の式で十分ですが、複数の単位を何度も確認する場合は、アプリにまとめておくと作業時間を短縮しやすくなります。

実務での使い分け:inHgとkPaはどちらを使うべき?

基本的には、資料の用途や相手に合わせるのがよいです。国内向けの設計資料や設備資料ではkPaやMPaの方が読みやすいことが多く、海外メーカーの資料や気圧表示ではinHgがそのまま使われることがあります。

場面 使われやすい単位 理由
国内の設備資料 kPa、MPa SI単位系で整理しやすい
海外の気圧表示 inHg 英語圏で使われることがある
航空関連 inHg、hPa 地域や機器によって表記が異なる
真空計・バキュームゲージ inHg、Torr、Pa、kPa 装置やメーカーにより表記が異なる
海外仕様書 inHg、psi、bar、kPa 国や業界によって慣用単位が残っている

社内資料ではkPaに統一しつつ、元の仕様書のinHg表記も併記しておくと、現場や顧客との照合がしやすくなります。

換算時に確認したいチェックリスト

inHgとkPaを実務で変換するときは、次の点を確認しておくとミスを減らせます。

  • inHgからkPaなのか、kPaからinHgなのか
  • inHg absなのか、inHg vacuumなのか
  • 絶対圧なのか、ゲージ圧なのか
  • 真空度表記ではないか
  • psiやbarと混在していないか
  • mmHgやTorrと混同していないか
  • Pa、kPa、MPaの桁を間違えていないか
  • 有効桁は用途に合っているか
  • 元資料の単位を記録に残しているか

特に、真空装置や圧力センサの仕様では、単位変換ミスが機器選定や条件設定のミスにつながることがあります。変換後の値だけでなく、元の値と元の単位も一緒に残しておくと安全です。

まとめ

inHgとkPaは、どちらも圧力を表す単位です。inHgは海外の気圧表示、真空計、バキュームゲージ、圧力計、海外仕様書などで使われることがあります。一方、kPaは国内の工学資料、設備資料、センサ仕様などでよく使われます。

この記事のまとめ

  • 1 inHg = 3.38639 kPa
  • 1 kPa = 0.295300 inHg
  • inHgからkPaへは「inHg × 3.38639」
  • kPaからinHgへは「kPa × 0.295300」
  • 29.921 inHg = 101.325 kPaで、標準大気圧に相当する
  • 海外の気圧表示では29.92 inHgが標準大気圧に近い値
  • 真空計ではinHg absとinHg vacuumの違いに注意する
  • inHg、mmHg、Torr、psi、kPaの混同に注意する

単発の換算であれば、この記事内の計算式と早見表で十分です。ただ、圧力、流量、温度、長さなど複数の単位を日常的に扱う場合は、換算結果を保存したり、よく使う単位を整理したりできるツールを使うと、確認作業のミス防止と時短につながります。

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圧力・流量・温度・長さなどをまとめて確認したい方へ

この記事のinHgとkPaの変換だけでなく、圧力、流量、温度、長さ、重さなどの単位をまとめて確認したい場合は、単位換算アプリ「MyUnit」も使えます。カスタム単位、複数ステップ計算、CSV共有にも対応しているため、海外仕様書、古い図面、センサ仕様、設備資料の単位確認にも便利です。

FAQ

Q1. 1 inHgは何kPaですか?

1 inHgは3.38639 kPaです。概算では、1 inHg ≒ 3.386 kPaとして計算できます。

Q2. 1 kPaは何inHgですか?

1 kPaは0.295300 inHgです。概算では、1 kPa ≒ 0.295 inHgとして計算できます。

Q3. 10 inHgは何kPaですか?

10 inHgは、10 × 3.38639 = 33.8639 kPaです。したがって、約33.9 kPaです。

Q4. 20 inHgは何kPaですか?

単純な単位換算では、20 inHgは約67.7 kPaです。ただし、真空計の20 inHg vacuumを絶対圧に直す場合は、大気圧から差し引いて考える必要があります。

Q5. 30 inHgは何kPaですか?

30 inHgは、30 × 3.38639 = 101.5917 kPaです。したがって、約101.6 kPaです。

Q6. 標準大気圧は何inHgですか?

標準大気圧は101.325 kPaで、inHgでは約29.921 inHgです。海外の気圧表示では29.92 inHgがよく使われます。

Q7. inHgとmmHgは同じですか?

同じではありません。どちらも水銀柱を基準にした圧力単位ですが、inHgはインチ、mmHgはミリメートルです。1 inHg = 25.4 mmHgです。

Q8. inHg vacuumとは何ですか?

inHg vacuumは、大気圧からどれだけ低いかを表す真空度の表記です。絶対圧とは意味が異なります。たとえば20 inHg vacuumは、約20 inHg absではなく、大気圧から20 inHg分低い状態を意味します。

Q9. inHg absとは何ですか?

inHg absは絶対圧を意味します。完全真空を0として、そこからどれだけ圧力があるかを表します。真空装置や圧力センサの仕様では、abs表記があるかどうかを確認することが重要です。

Q10. 海外の気圧表示で29.92 inHgと出ていたら何kPaですか?

29.92 inHgは約101.32 kPaです。標準大気圧に近い値です。

Q11. inHgとpsiはどう違いますか?

inHgは水銀柱の高さを基準にした圧力単位で、psiはポンド毎平方インチを基準にした圧力単位です。海外の圧力計では、真空側にinHg、加圧側にpsiが使われることがあります。

Q12. inHgとkPaの換算を毎回手計算するのが面倒です

単発の換算ならこの記事の式や早見表で確認できます。複数の単位を日常的に扱う場合や、圧力・流量・温度・長さなどをまとめて確認したい場合は、単位換算アプリを使うと便利です。MyUnitでは、既存単位の換算、カスタム単位、複数ステップ計算、CSV共有などに対応しています。

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