psiとbarの変換方法|1psiは何bar?海外仕様書でよく出る圧力単位を解説

海外メーカーの仕様書やデータシートを読んでいると、 圧力単位として「psi」と「bar」が出てくることがあります。

日本国内の設備資料ではMPaやkPaがよく使われますが、 アメリカ系の製品ではpsi、ヨーロッパ系の製品ではbarが使われることも多くあります。 そのため、海外製の圧力センサ、コンプレッサ、ポンプ、バルブ、空圧機器、流量計などを扱う場合、 psiとbarの変換方法を知っておくと便利です。

結論から言うと、psiとbarの変換は次の関係になります。

1 psi = 約0.0689476 bar

1 bar = 約14.5038 psi

つまり、psiをbarに変換するときは0.0689476を掛ける、 barをpsiに変換するときは14.5038を掛けると計算できます。

たとえば、100psiは約6.895bar、10barは約145.04psiです。 この記事では、psiとbarの変換式、早見表、具体的な計算例、海外仕様書での見方、 実務で注意すべきポイントまでわかりやすく解説します。

まず結論:psiとbarの変換式

psiとbarを変換するときは、次の式を使います。

psiからbarに変換する式

bar = psi × 0.0689476

たとえば、100psiをbarに変換する場合は、

100 × 0.0689476 = 6.89476bar

つまり、100psi = 約6.895barです。

barからpsiに変換する式

psi = bar × 14.5038

たとえば、10barをpsiに変換する場合は、

10 × 14.5038 = 145.038psi

つまり、10bar = 約145.04psiです。

実務での覚え方

  • 1psi = 約0.069bar
  • 1bar = 約14.5psi
  • 100psi = 約6.9bar
  • 10bar = 約145psi

psiとbarは、barとMPaのようなきれいな10倍関係ではありません。 そのため、ざっくり覚えるだけでなく、正確な値が必要な場面では計算式や換算表で確認しましょう。

psiとは何か

psiは、pound-force per square inchの略です。 日本語では「平方インチあたりのポンド重」という意味になります。

psi = lbf/in²

つまり、1平方インチの面積に対して、どれくらいの力がかかっているかを表す圧力単位です。

psiは、特にアメリカ系の製品や海外メーカーの仕様書でよく使われます。 圧力センサ、空圧機器、ポンプ、バルブ、コンプレッサ、タイヤ空気圧などで見かけることがあります。

psiがよく使われる場面

使用場面
圧力センサ 0〜15psi、0〜100psi
空圧機器 Working pressure 90psi
コンプレッサ Max pressure 150psi
ポンプ・バルブ Rated pressure 300psi
タイヤ空気圧 35psi、40psi

日本ではMPaやkPaの方が見慣れていますが、海外製品を扱う場合はpsiがかなり頻繁に出てきます。 特にアメリカ系の仕様書では、psi表記に慣れておくと資料確認がスムーズになります。

barとは何か

barは、圧力を表す単位の一つです。読み方は「バール」です。

1bar = 100,000Pa

1bar = 100kPa

1bar = 0.1MPa

barはSI単位そのものではありませんが、工業分野ではよく使われる圧力単位です。 特にヨーロッパ系の機器、空圧、配管、バルブ、ポンプ、コンプレッサなどの仕様でよく見かけます。

barがよく使われる場面

使用場面
空圧設備 6bar、7bar、10bar
コンプレッサ 吐出圧力 8bar
配管・バルブ 最高使用圧力 16bar
海外製機器 Working pressure 5bar
圧力計 0〜10bar、0〜25bar

barはMPaとの関係がわかりやすく、1bar=0.1MPaです。 ただし、psiとはきれいな10倍関係ではないため、psiとbarを変換するときは注意が必要です。

なぜ1barは約14.5psiなのか

psiとbarの関係は、Paを基準にすると理解しやすくなります。

まず、1barは次の通りです。

1bar = 100,000Pa

一方、1psiは約6,894.76Paです。

1psi = 約6,894.76Pa

そのため、1barをpsiに変換すると、

100,000 ÷ 6,894.76 = 約14.5038psi

となります。

逆に、1psiをbarに変換すると、

6,894.76 ÷ 100,000 = 約0.0689476bar

となります。

psiからbarへの換算早見表

よく使うpsiの値をbarに変換すると、次のようになります。

psi bar
1psi0.069bar
5psi0.345bar
10psi0.689bar
15psi1.034bar
30psi2.068bar
50psi3.447bar
90psi6.205bar
100psi6.895bar
150psi10.342bar
200psi13.790bar
300psi20.684bar
500psi34.474bar
1000psi68.948bar

空圧機器では90psiや100psi付近が出てくることがあります。 90psiは約6.2bar、100psiは約6.9barなので、工場エア圧の感覚に近い値として確認できます。

barからpsiへの換算早見表

次に、barをpsiに変換した早見表です。

bar psi
0.5bar7.252psi
1bar14.504psi
2bar29.008psi
3bar43.511psi
5bar72.519psi
6bar87.023psi
7bar101.526psi
8bar116.030psi
10bar145.038psi
16bar232.061psi
20bar290.075psi
25bar362.594psi
100bar1450.38psi

6barは約87psi、7barは約101.5psiです。 空圧設備ではこのあたりの値がよく使われるため、海外仕様書を読むときに役立ちます。

具体的な計算例

例1:100psiをbarに変換する

100psiをbarに変換する場合は、次のように計算します。

100 × 0.0689476 = 6.89476bar

したがって、100psi = 約6.895barです。

空圧機器の海外仕様書で「Max pressure 100psi」と書かれている場合、 barでは約6.9barに相当します。

例2:150psiをbarに変換する

コンプレッサやポンプの仕様で150psiが出てくることがあります。

150 × 0.0689476 = 10.34214bar

したがって、150psi = 約10.34barです。

10bar級の機器と近い圧力ですが、完全に同じではありません。 仕様比較では、余裕度や最高使用圧力も確認しましょう。

例3:10barをpsiに変換する

10barをpsiに変換する場合は、次のように計算します。

10 × 14.5038 = 145.038psi

したがって、10bar = 約145.04psiです。

例4:6barをpsiに変換する

工場のエア圧でよく使われる6barをpsiに変換します。

6 × 14.5038 = 87.0228psi

したがって、6bar = 約87.02psiです。

例5:7barをpsiに変換する

7barをpsiに変換します。

7 × 14.5038 = 101.5266psi

したがって、7bar = 約101.53psiです。

7barは、海外仕様書では約100psi程度として見かけることがあります。 ただし、100psiは正確には約6.895barなので、完全一致ではありません。

海外仕様書でpsiとbarを使う場面

psiとbarは、海外仕様書でよく出てくる圧力単位です。 特に、メーカーや地域によって表記が異なることがあります。

アメリカ系メーカーではpsiが多い

アメリカ系の圧力センサ、ポンプ、バルブ、コンプレッサ、レギュレータでは、 psi表記がよく使われます。

  • Pressure range: 0〜100psi
  • Max pressure: 150psi
  • Burst pressure: 300psi
  • Supply pressure: 90psi

日本国内の資料に置き換える場合は、psiをbar、kPa、MPaなどへ換算して確認するとわかりやすくなります。

ヨーロッパ系メーカーではbarが多い

ヨーロッパ系の空圧機器、バルブ、ポンプ、配管部品、圧力計などでは、 bar表記がよく使われます。

  • Working pressure: 6bar
  • Max pressure: 10bar
  • Pressure rating: 16bar
  • Test pressure: 25bar

psi表記の資料と比較する場合は、barからpsiへ変換して単位を合わせる必要があります。

同じ製品でpsiとbarが併記されることもある

海外製品の仕様書では、次のようにpsiとbarが併記されていることもあります。

Max pressure: 150psi / 10bar

このような場合、150psiは約10.34barなので、表記上は丸められている可能性があります。 仕様書の数値は、単位換算の丸めや安全側の表示が含まれることもあるため、 厳密な条件が必要な場合はメーカー資料や規格値を確認しましょう。

実務でpsiとbarを使うときの注意点

注意点1:丸め値に注意する

psiとbarはきれいな10倍関係ではないため、換算時に丸めが発生します。

1psi = 0.0689476bar

1bar = 14.5038psi

実務では、1bar=14.5psi、1psi=0.069barのように丸めることがあります。 ただし、検査条件、保証範囲、顧客提出資料、センサレンジ選定などでは、 丸めすぎると判断に影響することがあります。

注意点2:psig、psia、barg、baraを混同しない

psiやbarには、ゲージ圧と絶対圧の違いがあります。

表記 意味
psigpsi gauge、ゲージ圧
psiapsi absolute、絶対圧
bargbar gauge、ゲージ圧
barabar absolute、絶対圧

通常の空圧・油圧設備ではゲージ圧が使われることが多いですが、 真空、気体計算、流量補正、プロセス計装では絶対圧が必要になることがあります。

単位だけでなく、圧力の基準がゲージ圧なのか絶対圧なのかも確認しましょう。

注意点3:圧力レンジと耐圧を混同しない

圧力センサや機器の仕様には、測定レンジ、使用圧力、最高使用圧力、耐圧、破壊圧などが出てきます。

  • 測定レンジ:正しく測定できる範囲
  • 使用圧力:通常使用する圧力範囲
  • 最高使用圧力:使用可能な上限
  • 耐圧:壊れずに耐えられる圧力の目安
  • 破壊圧:破損の危険がある圧力

たとえば、測定レンジ0〜100psiのセンサが、150psiまで正確に測定できるとは限りません。 単位換算とあわせて、仕様項目の意味も確認しましょう。

よくある間違い

間違い1:100psiを10barと考えてしまう

100psiは約6.895barです。 10barではありません。

100psi = 約6.895bar

100という数字だけを見ると10barに近い感覚で扱ってしまうことがありますが、 実際には約6.9barです。

間違い2:1barを10psiとして計算してしまう

1barは約14.5038psiです。 10psiではありません。

1bar = 約14.5038psi

ざっくり見ても、1barは約14.5psiです。 1bar=10psiとして計算すると誤差が大きくなります。

間違い3:psiからbarに変換するときに14.5を掛ける

psiからbarに変換するときは、0.0689476を掛けます。 14.5038を掛けるのは、barからpsiに変換するときです。

bar = psi × 0.0689476

psi = bar × 14.5038

間違い4:psiとbarの丸め表記を完全一致だと思う

仕様書では「150psi / 10bar」のように併記されることがあります。 ただし、150psiは正確には約10.34barです。

併記されている値は丸められている場合があります。 厳密な計算や仕様比較では、元の単位と正確な換算式を確認しましょう。

psi、bar、kPa、MPaの違い

圧力単位では、psiとbar以外にもkPaやMPaがよく出てきます。 それぞれの関係を整理すると、次のようになります。

単位 Pa換算 主な用途
1psi約6,894.76Pa米国系仕様、海外製品
1bar100,000Pa空圧、配管、欧州系仕様
1kPa1,000Pa低圧、差圧、空調
1MPa1,000,000Pa油圧、空圧、設備、センサ

よく使う関係は次の通りです。

1bar = 100kPa = 0.1MPa

1psi = 約6.895kPa = 約0.06895bar

1MPa = 10bar = 約145.038psi

psiとbarだけでなく、MPaやkPaも合わせて確認できると、 海外仕様書と国内資料の比較がしやすくなります。

複数の圧力単位をまとめて確認したい場合

psiとbarだけなら、この記事の式で計算できます。 ただし実務では、psi、bar、kPa、MPa、Pa、kgf/cm²など、複数の圧力単位が同時に出てくることがあります。

244divで紹介している単位換算アプリ「MyUnit」は、圧力、流量、温度、長さなどの工学系単位の換算に使えるアプリです。 既存単位の換算だけでなく、カスタム単位の追加や複数ステップ計算にも対応しているため、 よく使う換算を自分の用途に合わせて整理したい場合に便利です。

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たとえば、次のような場面で使いやすいです。

  • psi、bar、kPa、MPaをまとめて確認したい
  • 海外仕様書の圧力単位を国内資料向けに変換したい
  • よく使う圧力換算を保存しておきたい
  • 社内独自の係数やカスタム単位を使いたい
  • 圧力だけでなく、流量や温度の単位も一緒に確認したい
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実務での換算チェック例

ケース1:海外製レギュレータの仕様確認

海外製のエアレギュレータに次のような仕様が書かれていたとします。

Max pressure: 100psi

barに変換すると、

100 × 0.0689476 = 6.89476bar

つまり、最大圧力は約6.9barです。 工場の供給エア圧が6bar程度であれば、圧力条件としては近い範囲にあると判断できます。 ただし、最終的には流量、温度、接続口径、使用流体も確認しましょう。

ケース2:コンプレッサの圧力確認

コンプレッサの仕様に「150psi」と書かれていた場合、barに変換すると、

150 × 0.0689476 = 10.34214bar

つまり、約10.34barです。 10bar級のコンプレッサと近いですが、完全に同じではありません。

ケース3:欧州製バルブをpsi表記の資料と比較する

欧州製バルブの仕様が「16bar」だった場合、psiに変換すると、

16 × 14.5038 = 232.0608psi

つまり、約232psiです。 アメリカ系資料で200psiや250psiの部品と比較する場合、単位を合わせて確認できます。

ケース4:圧力センサのレンジ選定

0〜100psiの圧力センサをbarに変換すると、0〜約6.895barです。 0〜10barのセンサとはレンジが異なります。

レンジが大きすぎるセンサを選ぶと、分解能や精度の面で不利になることがあります。 圧力センサを選ぶときは、単位換算だけでなく、精度、出力方式、応答性、耐圧、接続形状も確認しましょう。

psiとbarの変換を暗算するコツ

psiとbarはきれいな10倍関係ではありませんが、よく使う値を覚えておくと便利です。

覚えておく値 意味
1bar ≒ 14.5psibarからpsiの基本
100psi ≒ 6.9bar空圧でよく見る値
145psi ≒ 10bar10bar級の目安
1MPa = 10bar ≒ 145psiMPaとの関係

打ち合わせ中や資料確認では、概算で圧力感覚をつかむだけでも役立ちます。 ただし、部品選定や安全性に関わる判断では、正確な換算値を確認しましょう。

概算でよい場合と正確な変換が必要な場合

概算でよいケース

  • 海外仕様書をざっくり読むとき
  • 打ち合わせ中に圧力感覚をつかむとき
  • 100psiが何bar程度か確認するとき
  • 10barが何psi程度か確認するとき

正確な変換が必要なケース

  • 圧力センサのレンジ選定
  • バルブや配管部品の耐圧確認
  • コンプレッサやポンプの仕様比較
  • 検査基準
  • 校正資料
  • 顧客提出資料
  • 安全率の計算

圧力は安全性や性能に直結する単位です。 概算で把握した後、最終判断では正確な換算値を使うようにしましょう。

psiとbarの変換まとめ

psiとbarの変換で重要なのは、次の2つです。

1 psi = 約0.0689476 bar

1 bar = 約14.5038 psi

計算式としては、次のようになります。

bar = psi × 0.0689476

psi = bar × 14.5038

よく使う値は次の通りです。

よく使う値 換算後
100psi約6.895bar
150psi約10.342bar
6bar約87.023psi
7bar約101.527psi
10bar約145.038psi
1MPa10bar、約145.038psi

psiはアメリカ系の海外仕様書で、barはヨーロッパ系の機器や空圧・配管分野でよく使われます。 海外製品を扱う場合は、psiとbarの変換に慣れておくと、仕様確認や部品選定がスムーズになります。

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psiとbarだけでなく、kPa、MPa、Pa、kgf/cm²などをまとめて確認したい場合にも便利です。 よく使う換算を保存したい場合や、自分の業務に合わせた単位換算を作りたい場合に使いやすいです。

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FAQ

Q1. 1psiは何barですか?

1psiは約0.0689476barです。概算では約0.069barとして扱うことがあります。

Q2. 1barは何psiですか?

1barは約14.5038psiです。概算では約14.5psiとして覚えると便利です。

Q3. 100psiは何barですか?

100psiは約6.895barです。空圧機器や海外仕様書でよく見かける値です。

Q4. 10barは何psiですか?

10barは約145.038psiです。概算では約145psiです。

Q5. 150psiは何barですか?

150psiは約10.342barです。10bar級の圧力に近いですが、完全に同じではありません。

Q6. 6barは何psiですか?

6barは約87.023psiです。工場エア圧の目安として出てくることがあります。

Q7. 7barは何psiですか?

7barは約101.527psiです。100psiに近いですが、正確には少し大きい値です。

Q8. psiとbarはどちらが海外仕様書でよく使われますか?

アメリカ系の仕様書ではpsi、ヨーロッパ系の仕様書ではbarがよく使われます。 製品やメーカーによっては両方が併記されていることもあります。

Q9. psiとbarはゲージ圧と絶対圧で意味が変わりますか?

変わります。psigやbargはゲージ圧、psiaやbaraは絶対圧を表します。 真空、気体計算、流量補正などでは特に注意が必要です。

Q10. 1MPaは何psi、何barですか?

1MPaは10barで、psiでは約145.038psiです。

Q11. psiからbarに変換するときの計算式は?

計算式は、bar = psi × 0.0689476です。

Q12. barからpsiに変換するときの計算式は?

計算式は、psi = bar × 14.5038です。

Q13. 100psiと7barは同じですか?

かなり近いですが、完全には同じではありません。 100psiは約6.895bar、7barは約101.527psiです。

Q14. 圧力センサの選定でpsiとbarの変換は必要ですか?

必要になることがあります。 海外メーカーのセンサがpsi表記で、設備仕様がbarやMPa表記の場合は、 単位を合わせてレンジを確認しましょう。

Q15. 複数の圧力単位をまとめて確認するにはどうすればいいですか?

psi、bar、kPa、MPa、kgf/cm²などをまとめて確認したい場合は、単位換算アプリを使うと便利です。 MyUnitでは、圧力をはじめ、流量、温度、長さなどの工学系単位換算に対応しています。

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