地震、振動、耐震評価、加速度センサ、設備の揺れ、構造物の応答加速度などを扱う資料では、加速度の単位としてgalやm/s²が出てくることがあります。
特に地震関連では「最大加速度 100gal」「観測加速度 980gal」のように、gal表記が使われることがあります。一方で、物理計算や工学計算ではm/s²が使われることが多いため、両方を変換できるようにしておくと便利です。
結論:galとm/s²の変換式
1 gal = 0.01 m/s²
1 m/s² = 100 gal
m/s² = gal ÷ 100
gal = m/s² × 100
たとえば、100galは1m/s²、500galは5m/s²、980galは9.8m/s²です。反対に、2m/s²は200gal、10m/s²は1000galです。
基本の計算式
galからm/s²:
m/s² = gal ÷ 100
m/s²からgal:
gal = m/s² × 100
galはcm/s²を基準にした加速度単位です。1gal = 1cm/s²なので、m/s²に直すときは100で割ります。
まずは、地震・振動・加速度センサで使いやすいgalとm/s²の早見表を確認しておきましょう。
galからm/s²への早見表
| gal | m/s² | 主なイメージ |
|---|---|---|
| 1 gal | 0.01 m/s² | 基本換算値 |
| 10 gal | 0.1 m/s² | 小さな加速度 |
| 50 gal | 0.5 m/s² | 小さめの揺れ |
| 100 gal | 1 m/s² | 覚えやすい基準値 |
| 200 gal | 2 m/s² | 地震・振動で見やすい値 |
| 500 gal | 5 m/s² | 大きめの加速度 |
| 980 gal | 9.8 m/s² | 約1G相当 |
| 1000 gal | 10 m/s² | 約1Gに近い値 |
| 1500 gal | 15 m/s² | 大きな地震加速度 |
| 2000 gal | 20 m/s² | 非常に大きな加速度 |
m/s²からgalへの早見表
| m/s² | gal | 主なイメージ |
|---|---|---|
| 0.1 m/s² | 10 gal | 小さな加速度 |
| 0.5 m/s² | 50 gal | 小さめの揺れ |
| 1 m/s² | 100 gal | 基本換算値 |
| 2 m/s² | 200 gal | 地震・振動で見やすい値 |
| 5 m/s² | 500 gal | 大きめの加速度 |
| 9.80665 m/s² | 980.665 gal | 1G相当 |
| 10 m/s² | 1000 gal | 約1Gに近い値 |
| 15 m/s² | 1500 gal | 大きな加速度 |
| 20 m/s² | 2000 gal | 非常に大きな加速度 |
galとは?
galは、加速度を表す単位です。読み方は「ガル」です。地震や振動の分野でよく使われます。表記としては、小文字のgalと書かれることもありますが、単位記号としてはGalと書かれることもあります。
galは、1cm/s²を表します。つまり、1秒ごとに速度が1cm/sずつ変化する加速度です。
1 gal = 1 cm/s²
1m = 100cmなので、
1 gal = 0.01 m/s²
galがよく使われる場面
- 地震加速度
- 最大加速度、最大地動加速度
- 振動測定、振動試験
- 耐震評価、免震・制振関連資料
- 加速度計、地震計の測定値
- 設備や構造物の揺れの評価
m/s²とは?
m/s²は、メートル毎秒毎秒と読みます。加速度を表すSI単位です。1秒ごとに速度が何m/s変化するかを示します。
たとえば、加速度が2m/s²であれば、速度が1秒ごとに2m/sずつ変化するという意味です。物理計算、工学計算、運動方程式、シミュレーションではm/s²で扱うことが多いです。
m/s²がよく使われる場面
- 物理・工学計算
- 運動方程式、力の計算
- シミュレーション、解析
- 加速度センサの仕様
- 振動・衝撃試験条件
- SI単位系で統一した技術資料
なぜ1galは0.01m/s²なのか?
galは1cm/s²です。m/s²に直すには、cmをmに変換します。1cmは0.01mなので、1cm/s²は0.01m/s²になります。
1 gal = 1 cm/s²
1 cm = 0.01 m
1 gal = 0.01 m/s²
そのため、galからm/s²に変換するときは100で割り、m/s²からgalに変換するときは100を掛けます。
galからm/s²に変換する方法
galをm/s²へ変換するには、galの値を100で割ります。
m/s² = gal ÷ 100
例1:100galをm/s²に変換
100galをm/s²へ変換します。
100 ÷ 100 = 1
したがって、100gal = 1m/s²です。
例2:500galをm/s²に変換
500galをm/s²へ変換します。
500 ÷ 100 = 5
したがって、500gal = 5m/s²です。
例3:980galをm/s²に変換
980galをm/s²へ変換します。
980 ÷ 100 = 9.8
したがって、980gal = 9.8m/s²です。これは約1Gに近い加速度です。
m/s²からgalに変換する方法
m/s²をgalへ変換するには、m/s²の値に100を掛けます。
gal = m/s² × 100
例1:1m/s²をgalに変換
1m/s²をgalへ変換します。
1 × 100 = 100
したがって、1m/s² = 100galです。
例2:5m/s²をgalに変換
5m/s²をgalへ変換します。
5 × 100 = 500
したがって、5m/s² = 500galです。
例3:9.80665m/s²をgalに変換
9.80665m/s²をgalへ変換します。
9.80665 × 100 = 980.665
したがって、9.80665m/s² = 980.665galです。これは1G相当です。
地震でgalを使う理由
地震では、地面がどれくらい強く加速したかを表すために、最大加速度や地動加速度が使われます。この加速度の単位としてgalが使われることがあります。
たとえば、最大加速度が500galの場合、m/s²では5m/s²です。Gで見ると約0.51Gです。gal表記は地震・振動分野でよく使われるため、m/s²やGとの関係を知っておくと資料を読みやすくなります。
Gとの関係
加速度の単位には、galやm/s²のほかにGがあります。Gは標準重力加速度を基準にした単位で、1Gは9.80665m/s²です。
1 G = 9.80665 m/s²
1 m/s² = 100 gal
1 G = 980.665 gal
| 単位 | 関係 | 主な用途 |
|---|---|---|
| gal | 1gal = 0.01m/s² | 地震、振動 |
| m/s² | SI単位系の加速度 | 物理・工学計算 |
| G | 1G = 9.80665m/s² | 加速度センサ、衝撃、重力基準 |
ざっくり見る場合は、1Gを約980gal、または約1000galとして考えることもあります。ただし、正確には1G = 980.665galです。
実務例1:地震加速度500galをm/s²に変換する
地震関連の資料で最大加速度が500galと書かれている場合、m/s²に変換すると次のようになります。
500 ÷ 100 = 5
500gal = 5m/s²
SI単位系で計算したい場合は、5m/s²として扱うと整理しやすくなります。
実務例2:1G相当をgalで見る
1Gは9.80665m/s²です。galへ変換すると次のようになります。
9.80665 × 100 = 980.665
1G = 980.665gal
地震・振動の資料では、1000galが約1Gに近い値としてイメージされることがあります。
実務例3:加速度センサのm/s²値をgalに直す
加速度センサの出力が3.2m/s²だった場合、galに変換すると次のようになります。
3.2 × 100 = 320
3.2m/s² = 320gal
地震・振動の資料に合わせてgal表記にしたい場合は、m/s²に100を掛けるだけで変換できます。
複数の加速度単位をまとめて確認したい場合
galとm/s²の単発換算なら、この記事の式と早見表で十分対応できます。ただ、実務ではgal、m/s²、G、cm/s²、mm/s²など複数の加速度単位が混在することがあります。
また、振動評価では加速度だけでなく、周波数Hz、速度mm/s、変位mmなども同じ資料に出てくることがあります。単位を整理して確認できると、試験条件や仕様値の読み違いを減らせます。
単位換算・単位変換アプリ
加速度・振動・速度の単位をまとめて確認するならMyUnit
galとm/s²の換算だけでなく、G、速度、力、周波数、圧力、流量、温度、長さなどもまとめて確認したい場合は、単位換算アプリ「MyUnit」も便利です。単発の換算ならこの記事で十分ですが、複数単位を日常的に扱う場合は、保存・整理・一括換算ができると確認作業が楽になります。
galとガロンを混同しない
galという表記で注意したいのが、体積単位のガロンとの混同です。加速度のgalはガルで、1cm/s²を意味します。一方、ガロンは体積の単位で、英語ではgallonです。
| 表記 | 意味 | 種類 |
|---|---|---|
| gal / Gal | ガル | 加速度 |
| gal | ガロン | 体積 |
注意:文脈で判断する
地震・振動・加速度の文脈で出るgalはガルです。燃料、液体、タンク容量、体積の文脈で出るgalはガロンを指すことがあります。単位の意味は必ず文脈で確認しましょう。
加速度と震度は同じではない
地震でgalを見るときに注意したいのが、加速度と震度の違いです。galは加速度の単位で、地面の揺れの加速度を表します。一方、震度は人や建物への揺れの感じ方・影響を表す指標です。
最大加速度が大きいからといって、必ず震度が単純に同じように大きくなるとは限りません。揺れの周期、継続時間、地盤、建物の特性なども関係します。
| 項目 | 意味 | 単位・表記 |
|---|---|---|
| 加速度 | 揺れの加速度 | gal, m/s², G |
| 震度 | 揺れの強さを示す指標 | 震度0〜7など |
| マグニチュード | 地震そのものの規模 | M |
galは地震の「揺れの加速度」を見る単位であり、震度やマグニチュードとは別の考え方です。
よくある間違い
間違い1:1galを1m/s²だと思う
1galは1m/s²ではありません。1galは0.01m/s²です。100galが1m/s²です。
誤:1gal = 1m/s²
正:1gal = 0.01m/s²
間違い2:galからm/s²で100を掛ける
galからm/s²へ変換するときは100で割ります。100を掛けるのは、m/s²からgalへ変換するときです。
gal → m/s²:÷ 100
m/s² → gal:× 100
間違い3:galとガロンを混同する
加速度のgalはガル、体積のgalはガロンを指すことがあります。同じ表記でも意味が異なるため、地震・振動・液体容量などの文脈を確認しましょう。
間違い4:galとGを同じだと思う
galとGはどちらも加速度に関係しますが、同じではありません。1Gは980.665galです。
間違い5:加速度と震度を同じものとして扱う
galは加速度の単位です。震度は揺れの強さを示す指標で、galとは同じものではありません。地震資料では、加速度、震度、マグニチュードを区別しましょう。
カスタム単位や複数ステップ計算が必要な場合
galとm/s²の変換だけなら、この記事の式と表で対応できます。ただし、振動や地震の資料では、加速度だけでなく速度、変位、周波数、時間なども一緒に扱うことがあります。
たとえば、振動試験では加速度gal、周波数Hz、変位mm、速度mm/sが関係します。加速度から力Nを計算する場合は、質量kgも必要です。こうした複数単位を整理しておくと、仕様確認や試験条件の比較がしやすくなります。
MyUnitが便利な場面
単位換算アプリ「MyUnit」は、既存単位の換算だけでなく、カスタム単位の追加や複数ステップ計算にも対応しています。加速度、速度、力、重さ、圧力、流量、温度、長さなど、工学系・実務系の単位を日常的に扱う方に向いています。
- galとm/s²をすぐに変換したい
- gal、m/s²、Gをまとめて確認したい
- 地震・振動・耐震資料の単位を整理したい
- 加速度センサの仕様を確認したい
- 周波数Hz、変位mm、速度mm/sも一緒に確認したい
- よく使う換算を保存・整理したい
- CSVで換算結果を共有したい
単発の換算なら記事内の式で十分ですが、複数の単位を何度も確認する場合は、アプリにまとめておくと時短とミス防止につながります。
実務でのチェックリスト
- 1gal = 0.01m/s²を確認する
- 1m/s² = 100galを確認する
- galからm/s²へは100で割る
- m/s²からgalへは100を掛ける
- 1G = 980.665galを確認する
- galとガロンを混同しない
- galとGを混同しない
- 加速度と震度を同じものとして扱わない
- 振動では周波数・速度・変位も確認する
- 元の単位と換算後の値を併記する
まとめ
galとm/s²の変換では、1gal = 0.01m/s²、1m/s² = 100galを基準にします。galからm/s²へは100で割り、m/s²からgalへは100を掛けます。
この記事のまとめ
- 1gal = 1cm/s²
- 1gal = 0.01m/s²
- 1m/s² = 100gal
- m/s² = gal ÷ 100
- gal = m/s² × 100
- 100gal = 1m/s²
- 500gal = 5m/s²
- 1G = 980.665gal
- galは地震・振動でよく使う加速度単位
- galとガロン、galとGを混同しない
単発の確認なら、この記事の式と早見表で十分対応できます。ただ、実務ではgal、m/s²、G、Hz、mm/s、mmなどが混在しやすいため、換算結果を保存したり、よく使う単位を整理したりできるツールを使うと、確認作業の時短とミス防止につながります。
加速度・振動・速度・周波数などをまとめて確認したい方へ
この記事のgalとm/s²の変換だけでなく、G、速度、力、重さ、圧力、流量、温度、長さなどの単位をまとめて確認したい場合は、単位換算アプリ「MyUnit」も使えます。カスタム単位、複数ステップ計算、CSV共有にも対応しているため、地震・振動資料、加速度センサ、設備資料の単位確認にも便利です。
FAQ
Q1. 1galは何m/s²ですか?
1galは0.01m/s²です。
Q2. 1m/s²は何galですか?
1m/s²は100galです。
Q3. galをm/s²に変換する式は?
m/s² = gal ÷ 100です。
Q4. m/s²をgalに変換する式は?
gal = m/s² × 100です。
Q5. 100galは何m/s²ですか?
100galは1m/s²です。
Q6. 500galは何m/s²ですか?
500galは5m/s²です。
Q7. 1000galは何m/s²ですか?
1000galは10m/s²です。
Q8. 1Gは何galですか?
1Gは980.665galです。
Q9. galとGは同じですか?
同じではありません。galは1cm/s²、Gは標準重力加速度を基準にした単位です。1Gは980.665galです。
Q10. galとガロンは同じですか?
同じではありません。地震・振動のgalは加速度単位のガルです。液体容量などで使うgalはガロンを指すことがあります。
Q11. galと震度は同じですか?
同じではありません。galは加速度の単位です。震度は揺れの強さを示す指標で、加速度だけで単純に決まるものではありません。
Q12. galとm/s²の変換を毎回手計算するのが面倒です
単発の確認ならこの記事の式や表で十分です。gal、m/s²、G、Hz、mm/s、mmなど複数の単位を日常的に扱う場合は、単位換算アプリを使うと便利です。MyUnitでは、既存単位の換算、カスタム単位、複数ステップ計算、CSV共有などに対応しています。




