VVFケーブルやIV線を、つぶれの少ないきれいな断面で切断したいときに使用するのがケーブルカッターです。 電気工事士技能試験、住宅配線、制御盤、設備工事などで活躍します。
ケーブルカッターは、一般的なペンチやニッパーよりも刃が大きく湾曲しており、 ケーブルを包み込むように切断できるのが特徴です。
ただし、製品によって切断できるVVF・IV・VVR・VCT線のサイズが大きく異なります。 コンパクトな片手工具から、太いケーブルを切断する全長468mmの大型工具まであるため、使用する電線に合ったモデルを選ぶことが重要です。
この記事では、ホーザン、ツノダ、フジ矢、MCCのケーブルカッター5製品を比較します。 電気工事士試験用、腰袋へ入れる日常工具、太いIV線の切断など、用途に合う製品を確認しましょう。
本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。 記事内の商品リンクから購入した場合、244divに紹介料が入ることがあります。 製品の特徴と仕様は、メーカー公式情報をもとに独自に整理しています。
重要
ケーブルカッターのグリップは活線作業用の絶縁ではありません
ケーブルカッターのハンドルカバーやグリップは、活線作業用の絶縁保護具ではありません。 電気設備で使用するときは電源を遮断し、適切な測定器で無電圧を確認してください。
また、今回紹介する工具は主に銅線やアルミ線のケーブルを切断する製品です。 鉄線、鋼線、ワイヤーロープ、鉄心入りケーブルなど、メーカーが認めていない材料には使用しないでください。
先に結論
VVFの試験用と太いIV線用では、選ぶ工具が大きく異なります
- 軽量で技能試験にも使いやすい:ホーザン N-18
- VVF2.0mm×3芯まで切断:ツノダ CA-22
- ケーブル外装の切り込みにも使用:ツノダ KCC-22
- IV60mm²や太いVCT線を切断:フジ矢 600-240
- 最大径22mmの大型ケーブルに対応:MCC CC-0301
電気工事士技能試験や住宅のVVF配線を中心に使うなら、N-18、CA-22、KCC-22が扱いやすい候補です。
太いIV線やVCT線の切断にはフジ矢600-240、 さらに大きな銅・アルミケーブルにはMCC CC-0301が向いています。
ケーブルカッターおすすめ5製品の比較表
今回紹介する5製品を、主な切断能力、全長、重量、被覆処理機能、想定用途で比較しました。
| 製品 | 主な切断能力 | VVF | IV線 | 全長 | 重量 | 被覆処理 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ホーザン N-18 |
VVF 2.0mm×2芯 IV 22mm² |
2.0mm×2芯 | 22mm² | 約195mm | 167g | 非対応 | 技能試験・住宅配線 |
| ツノダ CA-22 |
ケーブル外径9mm IV 22mm² |
2.0mm×3芯 | 22mm² | 162mm | 140g |
VVR外装などの 作業にも使用可能 |
技能試験・腰袋工具 |
| ツノダ KCC-22 |
ケーブル外径9mm IV 22mm² |
2.0mm×3芯相当 | 22mm² | 162mm | 160g |
被覆厚2.5mmまで 切り込み対応 |
切断・外装処理 |
| フジ矢 600-240 |
IV 60mm² VCT 60mm²×2・3芯 |
公式能力表記なし | 60mm² | 240mm | 465g | 非対応 | 太いIV・VCT線 |
| MCC CC-0301 |
銅・アルミ線 最大径22mm |
切断可能 | 60mm²の例あり | 468mm | 1.65kg | 非対応 | 太いケーブル・業務用 |
※切断能力はメーカーが指定する材料と条件に基づきます。 同じ外径でも、導体の材質、心数、構造、シースの硬さによって切断できない場合があります。
※フジ矢600-240は、メーカー公式ではIV線・VCT線の切断能力が示されています。 VVF専用の技能試験工具として選ぶ場合は、N-18、CA-22、KCC-22の方が扱いやすいでしょう。
ケーブルカッターとは
ケーブルカッターは、銅やアルミの電線・ケーブルを切断するための専用工具です。 半円状に湾曲した刃でケーブルを包み込み、導体を押しつぶしすぎずに切断します。
住宅配線
VVF1.6mm・2.0mmなど、住宅や店舗で使用される平形ケーブルの切断に使います。
盤内配線
制御盤、分電盤、接地線などで使用されるIV線の切断に使います。
丸形ケーブル
製品によっては、VVRなど丸形ケーブルの切断や外装処理にも対応します。
キャブタイヤケーブル
大型モデルでは、太いVCT線や柔軟な多心ケーブルの切断にも対応します。
ケーブルカッターは、刃先ではなく刃の奥にケーブルを入れることで力を伝えやすくなります。 刃の中央から奥でしっかり保持し、ケーブルに対して工具を直角にして切断します。
ケーブルカッターとペンチ・ニッパーの違い
太い電線を包み込んで切断する
- 刃が半円状に湾曲している
- ケーブルが逃げにくい
- 切断面がつぶれにくい
- 太い銅線を比較的軽い力で切断できる
- 製品ごとの切断能力が明確
太いIV線や多心ケーブルの切断に適しています。 切断後に端子やスリーブへ挿入しやすい断面に仕上げられます。
細い電線や針金の切断が中心
- 細い電線の切断に使いやすい
- つかむ・曲げる作業にも対応
- 太いケーブルでは大きな力が必要
- 切断面が強くつぶれることがある
- 能力を超えると刃が欠ける可能性がある
VVFの切断にも使われますが、切断回数が多い場合や太いIV線を扱う場合は、 専用のケーブルカッターの方が効率的です。
技能試験ではペンチでもVVFを切断できますが、ケーブルカッターを追加すると手への負担を減らしやすくなります。
ケーブルカッターで切断する主なケーブル
ビニル絶縁ビニルシース平形ケーブル
住宅や店舗の屋内配線で広く使われます。 「2.0mm×3芯」など、導体径と心数で表記されます。
600Vビニル絶縁電線
盤内配線、接地線、電線管内の配線などで使われます。 22mm²、60mm²など断面積で表記されます。
ビニル絶縁ビニルシース丸形ケーブル
外装が丸いケーブルです。 製品によって切断能力や外装処理への対応が異なります。
ビニルキャブタイヤケーブル
可とう性があり、機器や設備への給電に使用されます。 太い多心ケーブルには大型カッターが必要です。
同じVCTやVVRでも、導体断面積、心数、完成外径、介在物の構造が異なります。 必ずメーカーの切断能力表と、実際のケーブル仕様を照合してください。
ケーブルカッターの選び方
切断するケーブルの種類で選ぶ
最初に、日常的に切断するケーブルの種類を確認します。
用途ごとの候補
- VVF・電気工事士試験:N-18、CA-22、KCC-22
- IV22mm²まで:N-18、CA-22、KCC-22
- IV60mm²:フジ矢600-240、MCC CC-0301
- 太いVCT線:フジ矢600-240
- 最大径22mmの銅・アルミ線:MCC CC-0301
大きな切断能力を持つ工具ほど万能に見えますが、本体が重くなり、狭い盤内や腰袋での携帯には不向きになります。
VVFの導体径と心数で選ぶ
VVFケーブルは「1.6mm×2芯」「2.0mm×3芯」など、導体径と心数で太さが変わります。
- N-18:公式切断能力はVVF2.0mm×2芯
- CA-22:VVF2.0mm×3芯に対応
- KCC-22:ケーブル外径9mmまで
第二種電気工事士技能試験で使うVVFを幅広く切断したい場合は、 VVF2.0mm×3芯に対応するCA-22が選びやすいでしょう。
IV線の断面積で選ぶ
IV線は、22mm²、38mm²、60mm²など導体断面積で表記されます。 工具の切断能力を超える電線を無理に切断すると、刃の欠けやハンドルの変形につながります。
- N-18:IV22mm²
- CA-22:IV22mm²
- KCC-22:IV22mm²
- 600-240:IV60mm²
- CC-0301:最大径22mm、IV60mm²の切断例あり
全長と重量で選ぶ
腰袋へ入れて持ち歩く場合は、全長160~200mm前後の軽量モデルが使いやすくなります。
- CA-22:162mm・140g
- KCC-22:162mm・160g
- N-18:約195mm・167g
- 600-240:240mm・465g
- CC-0301:468mm・1.65kg
太いケーブルを軽い力で切断するには長いハンドルが有利ですが、 狭い制御盤やボックス内では短いモデルの方が取り回しやすくなります。
被覆処理機能で選ぶ
ケーブルの切断だけでなく、丸形ケーブルの外装処理も行いたい場合はKCC-22が候補です。
KCC-22はハンドルを反転させることで、ケーブル外側被覆への切り込みや切り裂き作業に使用できます。 対応する被覆厚は2.5mmまでです。
ただし、VVFのシースや芯線被覆を正確な長さで剥く作業には、 VVFストリッパーなど専用工具を使用した方が安定します。
切断面のきれいさで選ぶ
ケーブルカッターは、刃の形状と研磨精度によって切断面の仕上がりが変わります。 導体を強く押しつぶすと、端子やスリーブへ挿入しにくくなります。
CA-22はケーブルをつぶさず軽い力できれいに切れる設計、 MCC CC-0301はくちばし状の刃で線の変形を抑える設計です。
替刃に対応するか確認する
MCC CC-0301は専用替刃が用意されており、業務で長期間使用しやすいモデルです。
小型のケーブルカッターは、刃だけを交換するより本体交換となる場合があります。 使用頻度が高い場合は、修理や交換部品の供給も確認しましょう。
電気工事士試験で使用するかで選ぶ
技能試験用には、切断能力だけでなく、机の上での取り回しやすさと重量が重要です。
N-18は第一種・第二種電気工事士技能試験に関連する製品としてメーカーが案内しています。 CA-22もVVFやVVRを扱う技能試験で使いやすいコンパクトモデルです。
ケーブルカッターおすすめ5製品
ホーザン HOZAN N-18
VVFとIV22mm²を片手で切断できる軽量モデル
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
N-18は、VVF2.0mm×2芯とIV22mm²を切断できるホーザンのケーブルカッターです。
重量は167gと軽く、片手で扱いやすいのが特徴です。 電気工事士技能試験の工具へ追加しても負担が少なく、腰袋へ入れて持ち歩く用途にも向いています。
IV22mm²のような太い電線でも、専用の湾曲刃によって比較的軽い力できれいに切断できます。
公式切断能力のVVFは2.0mm×2芯です。 VVF2.0mm×3芯を確実に切断したい場合は、CA-22など対応が明記された製品も比較しましょう。
おすすめポイント
- 重量167gで軽量
- IV22mm²を片手で切断可能
- VVF2.0mm×2芯に対応
- 電気工事士技能試験に関連する製品
- 日本製
確認したい点
- VVFの公式能力は2.0mm×2芯
- 被覆を剥く機能はない
- IV22mm²を超える電線には使用できない
こんな人におすすめ: 電気工事士技能試験や住宅配線で使う、軽くて持ち歩きやすいケーブルカッターを探している人。
ツノダ TSUNODA CA-22
VVF2.0mm×3芯まで切断できる全長162mmモデル
商品名やパッケージデザインはメーカーのリニューアルにより変更される場合があります。
CA-22は、ケーブルをつぶしにくく、軽い力できれいに切断できるツノダのコンパクトモデルです。
IV22mm²、VVF2.0mm×3芯、VVR8mm²、CV3.5mm²、VCTF1.25mm²×4芯などに対応します。
全長162mm、重量140gで、今回の5製品では最も軽量です。 技能試験の机や腰袋でも取り回しやすく、日常的な電気工事工具として携帯しやすくなっています。
メーカーは銅心線のケーブル切断専用としています。 鉄線、鋼線、ピアノ線などには使用しないでください。
おすすめポイント
- VVF2.0mm×3芯に対応
- IV22mm²まで切断可能
- 全長162mm・重量140g
- VVRやCVにも対応
- ケーブルをつぶしにくい湾曲刃
確認したい点
- 銅心線ケーブル専用
- IV22mm²を超える太い電線には非対応
- 外装切り込み機能を重視するならKCC-22も候補
こんな人におすすめ: VVF2.0mm×3芯まで対応し、電気工事士試験や腰袋へ入れやすい小型工具を探している人。
ツノダ TSUNODA KCC-22
ハンドル反転でケーブル外装の切り込みにも使える多機能型
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
KCC-22は、通常のケーブル切断に加えて、ハンドルを反転させることで外側被覆の切り込みや切り裂きに使用できる工具です。
ケーブル外径9mm、IV22mm²までの切断に対応し、外皮は厚さ2.5mmまで切り込み可能です。
全長162mm、重量160gで、切断機能だけのCA-22とほぼ同じサイズ感です。 VVRなど丸形ケーブルの外装処理を行う現場で、工具の持ち替えを減らせます。
外装を切り込む際は、内部の絶縁電線まで傷つけないよう注意が必要です。 刃を深く入れすぎず、端材で操作を確認してください。
おすすめポイント
- ケーブル切断と外装処理に対応
- ハンドルを反転して機能を切り替え
- IV22mm²・外径9mmまで対応
- 全長162mm・重量160g
- 被覆厚2.5mmまで切り込み可能
確認したい点
- 外装処理には練習が必要
- 内部の絶縁被覆を傷つけないよう注意
- 太いIV線や大型ケーブルには非対応
こんな人におすすめ: ケーブルの切断だけでなく、丸形ケーブルの外装へ切り込みを入れる作業も1丁で行いたい人。
フジ矢 FUJIYA 600-240
太いIV線やVCT線の切断に適した240mmモデル
メーカー公式の主な切断能力はIV線とVCT線です。
600-240は、IV60mm²や太いVCT線の切断に対応するフジ矢のケーブルハンディカッターです。
IV線は60mm²・外径13.6mmまで、 VCT線は60mm²×2芯および60mm²×3芯までの切断能力が示されています。
独自の熱処理によって切れ味と耐久性を高めており、電気工事で太いケーブルを切断する用途に向いています。
全長240mm、重量465gで、小型工具より大きく重い一方、太い電線へ力を伝えやすくなっています。
メーカーはIV線・VCT線を主用途としており、VVFの切断能力は公式表に示されていません。 技能試験用のコンパクト工具としてではなく、現場の太線用として選ぶのが適しています。
おすすめポイント
- IV60mm²まで切断可能
- 太いVCT線に対応
- 独自熱処理で切れ味と耐久性を向上
- 240mmのハンドルで力を伝えやすい
- 盤工事や設備工事の太線に向く
確認したい点
- 重量は465g
- 技能試験用としては大きい
- VVFの公式切断能力は示されていない
こんな人におすすめ: 制御盤、設備、幹線工事などでIV60mm²や太いVCT線を切断する人。
MCC ケーブルカッタ No.1 CC-0301
最大径22mmの銅・アルミケーブルに対応する大型モデル
メーカーの正式名称は株式会社松阪鉄工所です。上の商品リンク内の表示文は、提供されたアフィリエイトコードをそのまま掲載しています。
CC-0301は、最大径22mmの銅線・アルミ線ケーブルを切断できるMCCの大型ケーブルカッターです。
全長468mm、重量1.65kgで、片手用の小型工具とは用途が異なります。 長いハンドルで大きな力を刃先へ伝え、太いケーブルを切断します。
くちばし状の刃によってケーブルの変形を抑え、切断後の処理を行いやすくしています。 刃の交換にも対応しており、業務で長期間使用しやすい構成です。
銅線とアルミ線用です。 鉄心入りケーブル、鋼線、ワイヤーロープ、チェーンなどは切断できません。
おすすめポイント
- 最大径22mmのケーブルに対応
- 銅線とアルミ線を切断可能
- 長いハンドルで力を伝えやすい
- ケーブルの変形を抑える刃形状
- 替刃が用意されている
確認したい点
- 重量1.65kgの大型工具
- 腰袋や技能試験には不向き
- 鉄心入りケーブルには使用不可
こんな人におすすめ: 工場、設備、電設工事などで、片手工具では切断できない太い銅・アルミケーブルを扱う人。
用途別に選ぶおすすめケーブルカッター
ホーザン N-18
重量167gで持ち運びやすく、VVFやIV22mm²の切断に対応します。
ツノダ CA-22
全長162mm・重量140gで、VVF2.0mm×3芯まで対応するコンパクトモデルです。
ツノダ KCC-22
ハンドルを反転させ、ケーブル外側被覆への切り込みや切り裂きにも使用できます。
フジ矢 600-240
太いIV線やVCT線を切断する、設備・盤工事向けのモデルです。
MCC CC-0301
最大径22mmに対応し、替刃も用意された業務用大型モデルです。
ケーブルカッターの基本的な使い方
ケーブルの種類とサイズを確認する
VVF、IV、VVR、VCTなどの種類と、導体径、断面積、心数、完成外径を確認します。
無電圧を確認する
電源を遮断し、適切な検電器や測定器で通電していないことを確認します。
ケーブルを刃の奥へ入れる
刃先ではなく、湾曲した刃の中央から奥へケーブルをセットします。
ケーブルに対して直角に構える
工具を斜めにすると刃へ横方向の力が加わるため、ケーブルへ直角に合わせます。
ハンドルをゆっくり握る
ケーブルが刃から逃げないことを確認し、無理な勢いを付けずに切断します。
切断面と刃を確認する
導体のつぶれ、ばらけ、刃の欠け、かみ合わせの異常がないか確認します。
※工具ごとに正しい持ち方や使用方法が異なります。各メーカーの取扱説明書を優先してください。
ケーブルカッターを使用するときの注意点
通電中のケーブルを切断しない
グリップカバーは活線作業用の絶縁ではありません。 通電中のケーブルを切断すると、感電、短絡、アーク、設備故障につながります。
メーカーの切断能力を超えない
ケーブルの外径が入るように見えても、導体断面積や材質が切断能力を超えている場合があります。 無理に切断すると刃やハンドルが破損する可能性があります。
鉄線や鋼線を切断しない
銅線用ケーブルカッターで鉄線、鋼線、ワイヤーロープ、ピアノ線などを切断すると、刃が欠ける可能性があります。
鉄心入りケーブルに使用しない
外側が電気ケーブルに見えても、内部に鋼線や補強線が入っている製品があります。 ケーブルの構造を確認してから切断してください。
刃先だけで切断しない
刃先で切ると大きな力が必要になり、ケーブルが滑ったり刃先が欠けたりする原因になります。 ケーブルを刃の奥へ押し込んでください。
工具を斜めにねじらない
切断途中で工具を左右へねじると、刃のかみ合わせが悪くなります。 切りにくい場合でも、こじらずにケーブルサイズと工具能力を再確認しましょう。
延長パイプを使用しない
ハンドルへパイプを差して延長すると、設計以上の力が工具へ加わり、ハンドルや支点が破損する可能性があります。
切断片の飛散に注意する
ケーブルの張力や内部構造によって、切断時に端部が跳ねる場合があります。 保護メガネを使用し、周囲の人や設備に向けないでください。
刃と支点を定期的に点検する
- 刃の欠けや変形
- 刃のかみ合わせ不良
- 支点ボルトの緩み
- ハンドルの曲がりやひび
- グリップの破損や脱落
- さびや汚れ
大型工具の携帯・保管に注意する
ケーブルカッターの大きさや機構によっては、携帯方法に関する法令の対象となる場合があります。 業務上の必要性を明確にし、工具箱や車両で適切に保管・運搬してください。
ケーブルカッターに関するよくある質問
ケーブルカッターとペンチの違いは何ですか?
ケーブルカッターは湾曲した刃でケーブルを包み込み、太い電線を比較的軽い力できれいに切断する専用工具です。 ペンチは切断だけでなく、つかむ・曲げる作業にも使用します。
電気工事士技能試験にケーブルカッターは必要ですか?
一般的な指定工具のペンチでもVVFを切断できますが、ケーブルカッターがあると軽い力で切りやすくなります。 必須かどうかは、その年度の受験案内を確認してください。
VVF2.0mm×3芯におすすめの製品はどれですか?
メーカーがVVF2.0mm×3芯への対応を明記しているツノダCA-22が選びやすい候補です。
N-18とCA-22の違いは何ですか?
N-18はVVF2.0mm×2芯・IV22mm²に対応し、重量167gです。 CA-22はVVF2.0mm×3芯・IV22mm²に対応し、全長162mm・重量140gです。
CA-22とKCC-22の違いは何ですか?
CA-22はケーブル切断を中心とするモデルです。 KCC-22はハンドルを反転することで、厚さ2.5mmまでの外側被覆への切り込みにも使用できます。
IV60mm²を切断できるモデルはどれですか?
フジ矢600-240はIV60mm²への対応が明記されています。 MCC CC-0301もメーカーFAQでIV60mm²の切断例が案内されています。
ワイヤーロープを切断できますか?
今回紹介する銅線用ケーブルカッターでは切断できません。 ワイヤーロープには専用のワイヤーロープカッターを使用してください。
LANケーブルを切断できますか?
物理的に切断できる製品もありますが、細い通信ケーブルには専用カッターやニッパーの方が扱いやすい場合があります。 シールドや補強線の有無も確認してください。
ケーブルカッターで被覆を剥けますか?
KCC-22はハンドルを反転して外側被覆へ切り込みを入れられます。 VVFの正確なシース・芯線被覆剥ぎには、VVFストリッパーの使用がおすすめです。
切れ味が悪くなったら研いでもよいですか?
自己判断で研ぐと刃の形状やかみ合わせが変わる可能性があります。 メーカーの修理・交換方法を確認し、替刃対応品は指定部品を使用してください。
mm・mm²・inchなどの換算にはMyUnit
ケーブルの仕様では、導体径のmm、断面積のmm²、完成外径、工具の全長など、複数の単位が使われます。
海外製ケーブルや工具ではinchやAWGが使われる場合もあります。 単位換算アプリ「MyUnit」は、長さ、面積、電流、電力、抵抗などの単位換算に対応しています。
MyUnitの詳細を見るまとめ|切断するケーブルの種類と太さで選ぼう
ケーブルカッターを選ぶときは、本体の大きさだけでなく、 VVFの導体径と心数、IV線の断面積、ケーブル完成外径、対応材質を確認することが重要です。
- N-18:技能試験や住宅配線に使いやすい軽量モデル
- CA-22:VVF2.0mm×3芯まで対応するコンパクトモデル
- KCC-22:ケーブル切断と外装への切り込みに対応
- 600-240:IV60mm²や太いVCT線を切断する現場向け
- CC-0301:最大径22mmの銅・アルミケーブルに対応する大型モデル
電気工事士技能試験や日常のVVF施工にはN-18またはCA-22、 外装処理も行うならKCC-22が選びやすいでしょう。
太いIV線や設備用ケーブルには600-240、 片手工具では対応できない大型ケーブルにはCC-0301が適しています。
工具の切断能力を超えるケーブルや、鉄線・鋼線を無理に切断せず、 必ず電源を遮断してから安全に使用してください。




