VVFストリッパーおすすめ5選【2026年版】電気工事士試験・現場向けを比較

VVFケーブルの外装や芯線被覆を、素早くきれいに剥くための工具がVVFストリッパーです。 電気工事士技能試験の時間短縮だけでなく、住宅配線やマンション、店舗、設備工事などの現場でも活躍します。

VVFストリッパーには、ペンチのように電線を挟んで剥く多機能型と、 ハンドルを握るだけで被覆をカットして引き抜くワンアクション型があります。

製品によって対応する電線サイズ、EM-EEFへの対応、重量、目盛り、切断機能、 のの字曲げ、替刃、右利き・左利きへの対応が異なります。

この記事では、電気工事士技能試験や実際の電気工事に使いやすいVVFストリッパー5製品を比較します。 試験用として選ぶ人も、現場作業を効率化したい人も、用途に合ったモデルを確認しましょう。

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重要

VVFストリッパーのグリップは活線作業用の絶縁ではありません

VVFストリッパーのグリップや本体は、活線作業用の絶縁工具ではありません。 電気設備の配線作業では電源を遮断し、適切な方法で無電圧を確認してから使用してください。

シースや絶縁被覆を剥くときに心線を深く傷つけると、曲げた際に折れたり、 接続後の発熱や故障につながったりする可能性があります。 使用するケーブルに対応した刃と溝を選び、事前に端材で調整・練習しましょう。

先に結論

技能試験なら多機能型、施工量が多い現場ならワンアクション型

  • 技能試験で迷ったら:ホーザン P-958
  • 被覆をワンアクションで剥きたい:ホーザン P-929
  • EM-EEFや現場作業を重視:MCC VS-R1623
  • 軽さと多機能性を重視:フジ矢 FVA-1630
  • 大量施工とコンパクトな握り幅:ビクター 6004VA-185

第二種電気工事士技能試験の練習用として選びやすいのは、 測る・切る・剥く・曲げる作業を1丁で行えるP-958です。 重量は約210gで、試験机の上でも取り回しやすくなっています。

マンションや住宅配線などで同じサイズのVVFケーブルを何本も施工する場合は、 P-929、VS-R1623、6004VA-185のようなワンアクション型が作業時間の短縮に向いています。

VVFストリッパーおすすめ5製品の比較表

今回紹介する5製品を、工具のタイプ、対応ケーブル、重量、切断・計測機能、主な特徴で比較しました。

製品 タイプ VVF対応サイズ EM-EEF ケーブル切断 計測・曲げ 重量 主な特徴
ホーザン
P-958
多機能型 1.6mm・2.0mm
2芯・3芯
対応 対応 スケール
のの字曲げ
約210g 試験向けの定番
ホーザン
P-929
ワンアクション 1.6mm・2.0mm
2芯・3芯
対応 非対応 深さ5段階調整 約367g 握るだけで被覆を除去
MCC
VS-R1623
ワンアクション 1.6mm・2.0mm
2芯・3芯
対応 非対応 15mm・100mm
ゲージ
約390g 右利き用・調整ダイヤル
フジ矢
FVA-1630
多機能型 1.6mm・2.0mm
2芯・3芯
公式適応表は
VA・VVF
2.0mm×3芯まで 20mm・12cm
のの字曲げ
約235g 軽量な多機能工具
ビクター
6004VA-185
ワンアクション 1.6mm・2.0mm
2芯・3芯
対応 非対応 12・20・50・100mm
目安表示
約378g 握り幅約114mm

※VVFの「1.6mm」「2.0mm」は心線の導体径を表します。 「2芯」「3芯」はケーブル内部に収められている絶縁電線の本数です。

※ケーブルメーカー、気温、経年状態、VVFとEM-EEFの材質差によって被覆の硬さや剥離荷重は変わります。 必ず端材で刃の状態や剥き具合を確認してください。

VVFストリッパーとは

VVFストリッパーは、平形のVVFケーブルから外装シースと芯線の絶縁被覆を取り除くための専用工具です。 「VA線ストリッパー」「Fケーブルストリッパー」と表記されることもあります。

VVFケーブルは、住宅や店舗などの低圧屋内配線で広く使用されています。 灰色などの外装シースの内側に、黒・白・赤・緑などの絶縁電線が収められています。

1

ケーブルを測る

器具や接続方法に必要な長さを確認し、ストリップ位置を決めます。

2

外装シースを剥く

灰色などのケーブル外装を取り除き、内部の絶縁電線を露出させます。

3

芯線被覆を剥く

黒・白・赤などの絶縁被覆を必要な長さだけ取り除き、銅心線を露出させます。

4

器具へ接続する

差込形端子、ねじ端子、リングスリーブなど、指定された方法で接続します。

電工ナイフよりも作業時間を短縮しやすい

電工ナイフでもVVFケーブルのシースを剥けますが、VVFストリッパーは対応する溝へ挟むことで、 剥き幅を安定させやすく、慣れていない人でも心線を傷つけるリスクを抑えやすい工具です。

多機能型とワンアクション型の違い

多機能型

技能試験に必要な作業を1丁へ集約

  • ペンチに近い形状で扱いやすい
  • VVFケーブルを切断できる
  • 外装シースと芯線被覆を剥ける
  • 長さを測る目盛りを備える
  • 芯線ののの字曲げに対応する
  • 比較的軽量で工具箱に収納しやすい

P-958とFVA-1630が多機能型です。 技能試験で工具を何度も持ち替えず、限られた机の上で作業したい人に向いています。

ワンアクション型

ハンドルを握って素早くストリップ

  • 電線をセットしてハンドルを握る
  • 被覆をカットしながら引き抜く
  • 同じ作業を繰り返す現場で速い
  • 刃の位置が決まっていて仕上がりをそろえやすい
  • 多機能型より重い製品が多い
  • 切断やのの字曲げには別工具が必要

P-929、VS-R1623、6004VA-185がワンアクション型です。 住宅やマンションなどで多数のVVFケーブルを施工するときに向いています。

技能試験専用として購入するなら多機能型が扱いやすく、 資格取得後も現場で大量の配線を施工するならワンアクション型も有力です。

電気工事士技能試験で使うときのポイント

電気工事士技能試験では、主にVVFケーブルの切断、シース剥ぎ、芯線被覆剥ぎ、 器具への接続、リングスリーブ圧着などを制限時間内に行います。

試験用ストリッパーで確認したい機能

  • VVF1.6mm×2芯・3芯に対応している
  • VVF2.0mm×2芯・3芯に対応している
  • 外装シースを傷めずに剥ける
  • 芯線被覆を3本まとめて剥ける
  • VVF2.0mm×3芯を切断できる
  • 10cm前後の長さを測れる目盛りがある
  • 12mm・20mm前後の被覆長を測りやすい
  • のの字曲げに使える先端形状を備える

P-958とFVA-1630は、切断、計測、外装剥ぎ、芯線被覆剥ぎ、のの字曲げを1丁で行えるため、 技能試験用の工具として選びやすいモデルです。

P-929などのワンアクション型も使用できますが、ケーブルの切断にはペンチ、 長さの確認にはスケール、のの字曲げにはペンチなど、別の工具が必要になります。

VVF以外のケーブルに注意

候補問題によってはEM-EEFやVVRなどが使用される場合があります。 製品が対応していないケーブルを無理に剥くと、シースが割れたり心線を傷つけたりする可能性があります。

VVFストリッパーの選び方

技能試験用か現場用かで選ぶ

技能試験では、複数の工具を持ち替える時間を減らせる多機能型が便利です。 測る・切る・剥く・曲げる機能を備えたP-958やFVA-1630が向いています。

現場で同じサイズのケーブルを繰り返し施工するなら、 ハンドルを握るだけで被覆を剥けるP-929、VS-R1623、6004VA-185が効率的です。

対応するVVFサイズを確認する

今回紹介する5製品は、一般的な次の4サイズに対応しています。

  • VVF1.6mm×2芯
  • VVF1.6mm×3芯
  • VVF2.0mm×2芯
  • VVF2.0mm×3芯

VVF2.6mmや4芯ケーブル、VVR、CV、同軸ケーブルなどには使用できない場合があります。 製品の適応表に記載されていない電線には使用しないでください。

EM-EEFへの対応を確認する

EM-EEFは、環境配慮型の材料を使用した平形ケーブルです。 VVFより被覆が硬く、剥くために必要な力が大きくなる傾向があります。

今回の製品のEM-EEF対応

  • P-958:VVF・EM-EEF対応
  • P-929:VVF・EM-EEF対応
  • VS-R1623:VVF・EM-EEF対応
  • FVA-1630:メーカー公式の適応表はVA・VVFを記載
  • 6004VA-185:VVF・600V EEF/F対応

EM-EEFを日常的に施工する場合は、対応が明確に記載されたモデルを選びましょう。

芯線を3本同時に剥けるか確認する

3芯ケーブルの絶縁被覆を1本ずつ剥くと、作業回数が増えます。 3本同時ストリップに対応するモデルなら、技能試験や現場での時間を短縮しやすくなります。

P-958は、1.6mmと2.0mmの芯線を3本同時にストリップできる設計です。 FVA-1630も3本をまとめてストリップしやすい多機能型です。

切断機能で選ぶ

多機能型には、VVFケーブルを切断する刃が備わっています。

  • P-958:VVF・EM-EEFの2.0mm×3芯まで切断可能
  • FVA-1630:VA・VVFの2.0mm×3芯まで切断可能

ワンアクション型は、被覆を剥くための専用工具です。 ケーブル全体の切断にはペンチやケーブルカッターを用意してください。

目盛りの位置と長さで選ぶ

技能試験では、ケーブルや芯線を指定された長さに仕上げる必要があります。 工具本体に目盛りがあれば、スケールへ持ち替える回数を減らせます。

  • P-958:本体にストリップスケール
  • VS-R1623:絶縁体用15mm、シース用100mmゲージ
  • FVA-1630:20mm、2~12cmの目盛り
  • 6004VA-185:12mm、20mm、50mm、100mmの目安表示

工具の目盛りは便利ですが、製品公差や目視位置によるずれもあります。 練習時に実際のスケールと照合しておきましょう。

軽さと取り回しで選ぶ

  • P-958:約210g
  • FVA-1630:約235g
  • P-929:約367g
  • 6004VA-185:約378g
  • VS-R1623:約390g

軽量性を重視するならP-958またはFVA-1630が候補です。 ワンアクション型は本体やリンク機構が大きいため、多機能型より重くなる傾向があります。

利き手で選ぶ

MCCのVS-R1623は右利き用です。 同シリーズには左利き用のVS-L1623も用意されています。

利き手と工具の向きが合っていないと、ケーブルのセット位置や目盛りを確認しにくくなります。 左利きの人は左利き用モデルも比較しましょう。

刃の調整機能で選ぶ

ケーブルメーカーや気温によって、シースの厚さや硬さはわずかに異なります。

P-929は刃の切り込み深さを5段階で調整できます。 VS-R1623は調整ダイヤルを備え、ケーブルの寸法や硬さのばらつきに合わせられます。

6004VA-185は刃の調整が不要な設計です。 調整の手間を減らしたい人に向いています。

替刃と交換部品で選ぶ

ワンアクション型は刃が摩耗しても、本体を買い替えずに替刃交換できるモデルがあります。

  • P-929:専用替刃P-929-1
  • VS-R1623:専用替刃VSER1623
  • 6004VA-185:替刃603

業務で長く使用する場合は、替刃の入手性や交換手順も確認しておきましょう。

VVFストリッパーおすすめ5製品

おすすめ1 技能試験向け 多機能

ホーザン HOZAN P-958

測る・切る・剥く・のの字曲げを1丁で行える定番モデル

商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。

タイプ 多機能型
対応導体径 1.6mm・2.0mm
対応芯数 2芯・3芯
切断能力 2.0mm×3芯まで
対応ケーブル VVF・EM-EEF
重量 約210g

P-958は、電気工事士技能試験用のVVFストリッパーとして選ばれることが多い多機能モデルです。 ケーブルの計測、切断、外装シースのストリップ、芯線被覆のストリップ、のの字曲げを1丁で行えます。

VVFとEM-EEFの1.6mm・2.0mm、2芯・3芯に対応します。 芯線被覆は3本同時にストリップできるため、3芯ケーブルの施工時間を短縮できます。

ストリップアシスト用の板バネが付いており、ハンドルを軽く握ったあとに力を緩めると少し開きます。 一気に強く握り込むよりも、芯線被覆へ深く刃を入れにくい設計です。

重量は約210gで、今回の5製品では最も軽量です。 試験机の上でも場所を取りにくく、腰袋や工具箱へ常備する用途にも向いています。

おすすめポイント

  • 技能試験に必要な作業を1丁へ集約
  • 芯線を3本同時にストリップ可能
  • VVF・EM-EEFに対応
  • 2.0mm×3芯まで切断可能
  • 約210gと軽量

確認したい点

  • ワンアクション型より作業手順が多い
  • 強く握りすぎると芯線を傷つける可能性がある
  • 刃の位置を確認して正しい溝を使用する必要がある

こんな人におすすめ: 第二種・第一種電気工事士技能試験を受験する人、軽量で多機能な工具を1丁用意したい人。

おすすめ2 ワンアクション 深さ調整

ホーザン HOZAN P-929

被覆のカットから剥ぎ取りまでを握る操作で行えるモデル

商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。

タイプ ワンアクション
対応導体径 1.6mm・2.0mm
対応芯数 2芯・3芯
刃の調整 5段階
対応ケーブル VVF・EM-EEF
重量 約367g

P-929は、ケーブルをセットしてハンドルを握ると、 被覆のカットから剥ぎ取りまでをワンアクションで行えるVVFストリッパーです。

VVF・EM-EEFの1.6mm×2芯・3芯、2.0mm×2芯・3芯に対応します。 ケーブル外装だけでなく、芯線被覆のストリップにも使用できます。

刃の切り込み深さを5段階で調整できるのが特徴です。 ケーブルメーカー、被覆の硬さ、気温などに合わせて調整することで、 シースを剥きやすくしながら芯線への傷を抑えられます。

切断、計測、のの字曲げには対応しないため、技能試験で使用する場合は、 ペンチやスケールなどの指定工具も別に用意してください。

おすすめポイント

  • 握るだけのワンアクション操作
  • 外装と芯線被覆の両方に対応
  • VVF・EM-EEFの4サイズに対応
  • 刃の深さを5段階で調整可能
  • 専用替刃が用意されている

確認したい点

  • 重量は約367g
  • ケーブル全体の切断には別工具が必要
  • のの字曲げや長さ計測には別工具が必要

こんな人におすすめ: 同じサイズのVVFケーブルを繰り返し施工する人、刃の深さを細かく調整したい人。

おすすめ3 現場向け EM-EEF対応

MCC VS-R1623

調整ダイヤルとスライドガイドを備えた右利き用モデル

VS-R1623は右利き用です。左利き用にはVS-L1623があります。

タイプ ワンアクション
対応導体径 1.6mm・2.0mm
対応芯数 2芯・3芯
全長 184mm
対応ケーブル VVF・EM-EEF
質量 約390g

VS-R1623は、MCCが展開する右利き用のVA線ストリッパーです。 VVFとEM-EEFの1.6mm・2.0mm、2芯・3芯の4サイズに対応します。

調整ダイヤルを備えており、ケーブルメーカーによる寸法や被覆の硬さの違いに合わせられます。 刃と本体のスライドガイド機構により、ストリップ時の横ずれを抑えやすい設計です。

刃の近くには芯線被覆用の15mmゲージ、ハンドルにはシース用の100mmゲージがあります。 スケールへ工具を持ち替えず、ストリップ長の目安を確認できます。

折り畳み用フックでハンドルを閉じた状態にでき、腰袋や工具箱へ収納しやすくなっています。 落下防止具を取り付ける穴も備えているため、高所作業を含む現場で使いやすい構成です。

おすすめポイント

  • VVFとEM-EEFの4サイズに対応
  • 被覆に合わせられる調整ダイヤル
  • 横ずれを抑えるスライドガイド機構
  • 15mm・100mmのゲージ付き
  • 収納フックと落下防止穴を搭載

確認したい点

  • 掲載製品は右利き用
  • 重量は約390g
  • ケーブル切断には別工具が必要

こんな人におすすめ: 資格取得後も現場で長く使いたい人、EM-EEFやメーカーごとの被覆差に対応したい右利きの人。

おすすめ4 軽量 多機能

フジ矢 FUJIYA FVA-1630

約235gで技能試験に必要な作業をまとめた多機能モデル

タイプ 多機能型
対応導体径 1.6mm・2.0mm
対応芯数 2芯・3芯
全長 235mm
切断能力 2.0mm×3芯まで
重量 約235g

FVA-1630は、電気工事士技能試験に必要な「測る・切る・剥く・曲げる」を1丁にまとめた多機能型です。

芯線被覆は1.6mmと2.0mm、ケーブル外装は1.6mm・2.0mmの2芯・3芯に対応します。 VVF2.0mm×3芯まで切断できるため、技能試験でもペンチへ持ち替える回数を減らせます。

本体には外装を測る2~12cmの目盛りと、芯線被覆用の20mm目盛りがあります。 先端は細長く設計され、ランプレセプタクルなどへ接続する芯線ののの字曲げにも使用できます。

全長235mm、重量235gで、P-958に次いで軽量です。 初心者が強く握りすぎても、バネの力で少し開いて芯線への傷を抑えやすい構造になっています。

おすすめポイント

  • 測る・切る・剥く・曲げる機能
  • 1.6mm・2.0mmの2芯・3芯に対応
  • 2.0mm×3芯まで切断可能
  • 20mm・12cmの目盛り付き
  • 約235gと軽量

確認したい点

  • ワンアクション型ではない
  • 公式適応表はVA・VVFを中心に記載
  • 正しい刃溝を確認して使用する必要がある

こんな人におすすめ: 第二種電気工事士技能試験用に軽量な多機能工具を選びたい人、フジ矢の工具でそろえたい人。

おすすめ5 ワンアクション 大量施工

ビクター VICTOR 6004VA-185

握り幅約114mmと豊富な目安表示を備えた現場向けモデル

商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。

タイプ ワンアクション
対応導体径 1.6mm・2.0mm
対応芯数 2芯・3芯
全長 185mm
握り幅 約114mm
重量 約378g

6004VA-185は、VA・VVF線の外装と芯線被覆をワンアクションでストリップできるビクターの現場向けモデルです。

VVFの1.6mm・2.0mm、2芯・3芯に加えて、600V EEF/Fにも対応します。 被覆を剥く際の刃調整が不要で、替刃も交換できます。

握り幅は約114mmのコンパクト設計です。 手を大きく広げずに操作しやすく、マンションなどで多数のケーブルを施工するときの疲労軽減が期待できます。

本体には50mm・100mmのスリットと、12mm・20mmの目盛りがあります。 シースや芯線被覆の長さを、上からでも確認しやすい設計です。

開き止めストッパーを備えており、腰袋やホルダーへ収納するときにレバーが広がるのを防げます。 グリップエンドには落下防止コード用の穴もあります。

おすすめポイント

  • 外装と芯線被覆をワンアクションで除去
  • VVFと600V EEF/Fに対応
  • 握り幅約114mmのコンパクト設計
  • 12・20・50・100mmの目安表示
  • 開き止めと落下防止穴を搭載

確認したい点

  • 重量は約378g
  • ケーブル切断には別工具が必要
  • 多機能型より購入価格が高くなりやすい

こんな人におすすめ: マンションや住宅などで大量のVVFケーブルを施工する人、握り幅の小ささと収納性を重視する人。

用途別に選ぶおすすめVVFストリッパー

技能試験の定番

ホーザン P-958

測る・切る・剥く・曲げる機能を備え、約210gと軽量です。 初めて技能試験用のストリッパーを購入する人に向いています。

調整しながら素早く剥く

ホーザン P-929

ワンアクションで被覆を除去でき、刃の切り込み深さを5段階で調整できます。

EM-EEF・現場重視

MCC VS-R1623

調整ダイヤル、スライドガイド、収納フック、落下防止穴を備えた右利き用の現場モデルです。

軽量な多機能型

フジ矢 FVA-1630

約235gで、技能試験に必要な計測・切断・ストリップ・のの字曲げに対応します。

マンション・大量施工

ビクター 6004VA-185

握り幅約114mmで操作しやすく、被覆をワンアクションで効率よく剥けます。

VVFストリッパーの基本的な使い方

1

ケーブルの種類とサイズを確認する

VVFかEM-EEFか、導体径が1.6mmか2.0mmか、2芯か3芯かを確認します。

2

必要なストリップ長を測る

接続する器具やリングスリーブに合わせて、シースと芯線被覆を剥く長さを決めます。

3

対応する刃や溝へセットする

1.6mm・2.0mm、2芯・3芯の表示を確認し、ケーブルを正しい位置へまっすぐセットします。

4

ハンドルを適切な力で操作する

多機能型は軽く握って被覆へ切り込みを入れ、ワンアクション型は取扱説明書どおりに最後まで操作します。

5

被覆をまっすぐ引き抜く

ケーブルを斜めにこじらず、被覆をまっすぐ引き抜いてください。

6

心線とシースを確認する

銅心線の傷、絶縁被覆の切れ込み、シースの縦割れ、剥きすぎがないか確認します。

※操作方法は工具によって異なります。刃の調整、ケーブルの向き、握る回数などは、各製品の取扱説明書を優先してください。

VVFストリッパーを使用するときの注意点

通電中の電線には使用しない

VVFストリッパーは活線作業用の絶縁工具ではありません。 作業前に電源を遮断し、適切な測定器で無電圧を確認してください。

対応していない電線へ使用しない

VVR、CV、同軸ケーブル、キャブタイヤケーブルなどを、VVF用の溝へ無理に入れないでください。 被覆が適切に剥けないだけでなく、刃や本体を損傷する可能性があります。

心線へ深い傷を付けない

銅心線へ深い傷が付くと、曲げたときに折れる可能性があります。 刃の深さを調整できる製品では、浅い設定から端材で確認しましょう。

絶縁被覆を剥きすぎない

器具の端子から銅心線が必要以上に露出すると、感電や短絡の原因になります。 器具メーカーや技能試験の施工条件に合った長さへ仕上げてください。

シースの縦割れに注意する

シースを強く曲げたり、斜めに引き抜いたりすると、外装が縦方向へ割れることがあります。 ケーブルをまっすぐ保持して被覆を除去しましょう。

ケーブルサイズを間違えない

1.6mmの電線を2.0mm用の溝で剥くと被覆が切れず、 2.0mmの電線を1.6mm用の溝へ入れると心線を傷つける可能性があります。

刃へ手を触れない

ストリッパーの刃は鋭利です。 清掃や替刃交換では手袋だけに頼らず、取扱説明書に従い、刃先へ直接触れないようにしてください。

切断能力を超えない

多機能型の切断刃へ、対応能力を超えるケーブル、鉄線、針金、ねじなどを入れないでください。 刃こぼれやかみ合わせ不良の原因になります。

工具の目盛りを過信しない

本体の目盛りは素早い作業に便利ですが、正確な寸法が必要な場合はスケールでも確認してください。 技能試験前には、自分の見方でどの程度の差が出るか練習しておきましょう。

刃と可動部を定期的に点検する

  • 刃の欠けや摩耗
  • 刃の取り付けねじの緩み
  • ハンドルやリンク部分のがたつき
  • バネの外れや変形
  • グリップの割れや脱落
  • 被覆がきれいに剥けるか

VVFストリッパーに関するよくある質問

VVFストリッパーは電気工事士技能試験で使えますか?

手動のVVFストリッパーは、シースや絶縁被覆を剥く専用工具として使用できます。 本番で確実に作業できるよう、受験前から同じ工具で十分に練習してください。

技能試験にはP-958とP-929のどちらがおすすめですか?

工具を少なくまとめたい場合は、切断・計測・のの字曲げにも対応するP-958が選びやすいでしょう。 被覆剥ぎの速度を重視する場合はP-929が便利ですが、切断用ペンチやスケールが別途必要です。

VVF1.6mmと2.0mmの違いは何ですか?

内部にある単線導体の直径が異なります。 使用するストリップ溝を間違えると、被覆が剥けなかったり心線を傷つけたりするため、表示を確認してください。

2芯用の溝で3芯ケーブルを剥けますか?

使用できません。 外装シースの幅が異なるため、ケーブルの導体径と芯数に対応した溝を使用してください。

EM-EEFもVVFストリッパーで剥けますか?

EM-EEF対応が明記された製品であれば使用できます。 EM-EEFはVVFより被覆が硬い場合があるため、端材で調整し、無理な力をかけないでください。

VVRケーブルにも使用できますか?

一般的なVVFストリッパーは、丸形のVVRケーブル外装には適していません。 電工ナイフなど、ケーブルの種類に合った方法を使用してください。

多機能型とワンアクション型はどちらが速いですか?

同じサイズのケーブルを繰り返し施工する場合は、ワンアクション型が速い傾向があります。 工具の持ち替えまで含めると、技能試験では多機能型が効率的な場合もあります。

芯線へ少し傷が付いても使えますか?

心線が折れる可能性がある深い傷は不適切です。 技能試験でも欠陥になる場合があるため、端材で剥き方を調整し、傷のない状態へ仕上げてください。

左利きでもVS-R1623を使えますか?

VS-R1623は右利き用です。 MCCには左利き用のVS-L1623が用意されているため、操作性を重視する場合は左利き用を選びましょう。

替刃はいつ交換しますか?

被覆をきれいに切れない、強い力が必要になる、切り口がつぶれる、調整しても心線へ傷が付く場合は、 刃の摩耗や欠けを確認してください。交換方法はメーカーの取扱説明書に従います。

単位換算アプリMyUnitのアイコン
工具・電線の単位確認に

mm・mm²・inchなどの単位換算にはMyUnit

電線や工具の仕様では、導体径のmm、断面積のmm²、工具の全長やストリップ長など、 さまざまな単位が使われます。

海外製品ではinchやAWGが使われる場合もあります。 単位換算アプリ「MyUnit」は、長さ、面積、電流、電力、抵抗などの単位換算に対応しています。

MyUnitの詳細を見る

まとめ|試験用か現場用かを決めてVVFストリッパーを選ぼう

VVFストリッパーを選ぶときは、対応する電線サイズだけでなく、 多機能型かワンアクション型か、EM-EEFへの対応、重量、目盛り、替刃を確認することが重要です。

  • P-958:技能試験で使いやすい軽量な多機能型
  • P-929:5段階調整に対応したホーザンのワンアクション型
  • VS-R1623:EM-EEFと現場作業に強い右利き用モデル
  • FVA-1630:約235gで計測・切断・ストリップ・曲げに対応
  • 6004VA-185:握り幅約114mmで大量施工に使いやすいモデル

初めて電気工事士技能試験用の工具を購入するなら、P-958が機能と軽さのバランスに優れています。 同じケーブルを何本も施工する現場では、P-929、VS-R1623、6004VA-185が作業時間の短縮に役立ちます。

どの製品を選んでも、本番や現場で初めて使うのではなく、 実際に使用するVVFケーブルの端材で、心線を傷つけずに剥けるまで練習しておきましょう。

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