nmとμmの変換方法|半導体・光学でよく使う長さ単位

半導体、光学、薄膜、MEMS、センサ、表面処理、ナノ材料などの資料を読んでいると、長さや厚みの単位として「nm」や「μm」がよく出てきます。どちらも非常に小さい長さを表す単位ですが、桁を間違えると値が1000倍ずれてしまいます。

結論から言うと、1μmは1000nmです。反対に、1nmは0.001μmです。つまり、nmからμmへ変換する場合は1000で割り、μmからnmへ変換する場合は1000を掛けます。

結論:nmとμmの変換式

1 μm = 1000 nm
1 nm = 0.001 μm

μm = nm ÷ 1000
nm = μm × 1000

たとえば、500nmは 500 ÷ 1000 = 0.5μm です。反対に、2μmは 2 × 1000 = 2000nm です。

計算式

nmからμm:
μm = nm ÷ 1000

μmからnm:
nm = μm × 1000

さらに、mmとの関係まで見ると、1 μm = 0.001 mm1 nm = 0.000001 mmです。微細寸法では、mmよりもμmやnmで表した方が読みやすくなります。

まずは、半導体・光学・薄膜でよく出てくるnmとμmの関係を早見表で確認しておきましょう。波長、膜厚、微細加工、センサ仕様、光学部品の資料を読むときに役立ちます。

nmからμmへの早見表

nm μm 主なイメージ
1 nm 0.001 μm ナノスケール、非常に薄い膜
5 nm 0.005 μm 半導体・ナノ材料の微細寸法
10 nm 0.01 μm 薄膜、微細構造
50 nm 0.05 μm 光学薄膜、コーティング
100 nm 0.1 μm 薄膜厚、微細加工
200 nm 0.2 μm 膜厚、紫外域の波長
500 nm 0.5 μm 可視光の波長域
1000 nm 1 μm 基本換算値
1550 nm 1.55 μm 光通信でよく見る波長
10000 nm 10 μm 赤外線・熱赤外の領域

μmからnmへの早見表

μm表記をnmに直したい場合は、μmの値に1000を掛けます。光学波長や薄膜厚を比較するときに便利です。

μm nm 主なイメージ
0.001 μm 1 nm ナノスケール
0.005 μm 5 nm 非常に微細な寸法
0.01 μm 10 nm 薄膜・微細構造
0.05 μm 50 nm 光学薄膜、コーティング
0.1 μm 100 nm 薄膜厚、微細加工
0.5 μm 500 nm 可視光の波長域
1 μm 1000 nm 基本換算値
1.55 μm 1550 nm 光通信でよく見る波長
10 μm 10000 nm 赤外線・熱赤外の領域

nmとは?

nmはナノメートルを表す長さの単位です。1nmは1mの10億分の1で、1μmの1000分の1です。非常に小さい寸法を扱うため、半導体、ナノ材料、光学薄膜、表面分析、微細加工、波長表記などで使われます。

たとえば、薄膜厚100nm、レーザー波長532nm、光通信波長1550nm、微細加工寸法50nmのように使われます。nmは非常に小さい単位なので、mmやμmと混在している資料では桁間違いに注意が必要です。

nmがよく使われる場面

  • 半導体プロセス、微細加工、リソグラフィ
  • 光学薄膜、反射防止膜、フィルタ膜
  • レーザー、LED、光源の波長
  • ナノ材料、粒子径、表面分析
  • MEMS、センサ、微細構造
  • 膜厚測定、エリプソメータ、成膜条件
  • 紫外・可視・赤外の波長表記

μmとは?

μmはマイクロメートルを表す長さの単位です。1μmは1mmの1000分の1で、1nmの1000倍です。英語ではmicrometerと呼ばれ、古い資料や業界によってはmicronと書かれることもあります。

μmは、nmより大きく、mmより小さい寸法を扱うときに使いやすい単位です。たとえば、MEMS構造、センサチップ、薄膜、メッキ厚、表面粗さ、加工公差、微小ギャップなどでよく使われます。

μmがよく使われる場面

  • MEMS、センサ、半導体デバイスの構造寸法
  • 薄膜、メッキ、コーティング厚
  • 表面粗さ、段差、ギャップ
  • 精密加工、検査、公差
  • 顕微鏡観察、画像解析、粒子径
  • 赤外線の波長、光学部品の仕様

nmからμmに変換する方法

nmからμmへ変換するには、nmの数値を1000で割ります。

μm = nm ÷ 1000

例1:100nmをμmに変換

100nmをμmに変換します。

100 ÷ 1000 = 0.1

したがって、100 nm = 0.1 μmです。

例2:500nmをμmに変換

500nmをμmに変換します。

500 ÷ 1000 = 0.5

したがって、500 nm = 0.5 μmです。可視光の波長をμmで表すときによく出る値です。

例3:1550nmをμmに変換

1550nmをμmに変換します。

1550 ÷ 1000 = 1.55

したがって、1550 nm = 1.55 μmです。光通信や赤外光の資料でよく見る値です。

μmからnmに変換する方法

μmからnmへ変換するには、μmの数値に1000を掛けます。

nm = μm × 1000

例1:0.1μmをnmに変換

0.1μmをnmに変換します。

0.1 × 1000 = 100

したがって、0.1 μm = 100 nmです。

例2:1μmをnmに変換

1μmをnmに変換します。

1 × 1000 = 1000

したがって、1 μm = 1000 nmです。

例3:10μmをnmに変換

10μmをnmに変換します。

10 × 1000 = 10000

したがって、10 μm = 10000 nmです。

複数の微小寸法単位をまとめて確認したい場合

nmとμmの単発換算であれば、この記事の計算式と早見表で十分です。ただ、半導体や光学の資料では、nm、μm、mm、mil、inchなどが混在することがあります。

たとえば、光学資料では波長がnm、レンズ寸法がmm、膜厚がnm、素子サイズがμmで書かれることがあります。半導体やMEMSでは、膜厚がnm、パターン寸法がμm、ウェハ寸法がmmやinchで書かれることもあります。

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単位換算・単位変換アプリ

半導体・光学の微小寸法単位をまとめて確認するならMyUnit

nmとμmのような微小寸法の換算だけでなく、mm、mil、inch、圧力、流量、温度などをまとめて確認したい場合は、単位換算アプリ「MyUnit」も便利です。単発の換算ならこの記事で十分ですが、複数単位を日常的に扱う場合は、保存・整理・一括換算ができると確認作業が楽になります。

MyUnitのトップ画面 MyUnitのカスタム単位・複数ステップ計算画面 MyUnitの一括換算画面

半導体でnmとμmを使う場面

半導体では、nmとμmの両方がよく使われます。膜厚、線幅、パターン寸法、ゲート長、酸化膜厚、配線幅、チップサイズ、ウェハ寸法など、見る対象によって単位が変わります。

対象 よく使う単位
薄膜・酸化膜・成膜厚 nm 100nm、500nm
微細パターン・線幅 nm、μm 200nm、0.5μm
MEMS構造・ギャップ μm 2μm、10μm、100μm
チップサイズ mm、μm 2mm角、2000μm角
ウェハサイズ inch、mm 6inch、8inch、200mm

注意したいのは、「nmプロセス」などの表現です。半導体の世代名として使われるnmは、必ずしも特定の物理寸法そのものを単純に表しているとは限りません。技術世代やマーケティング上の名称として使われることもあります。

半導体での注意点

100nm = 0.1μmという単位変換自体は正しいです。

ただし、「3nmプロセス」「5nmプロセス」のようなプロセス名は、単純に部品のどこかが3nm・5nmという意味とは限りません。資料を読むときは、単位変換と技術名称を分けて考えることが大切です。

光学でnmとμmを使う場面

光学では、波長の表記にnmやμmがよく使われます。可視光はnmで表されることが多く、赤外線ではμm表記がよく使われます。

光の種類 波長の目安 μm換算
紫外線 約100〜400nm 約0.1〜0.4μm
可視光 約380〜780nm 約0.38〜0.78μm
近赤外 約780〜2500nm 約0.78〜2.5μm
中赤外・熱赤外 数千〜数万nm 数μm〜数十μm

たとえば、532nmのレーザーは0.532μm、1550nmの光通信波長は1.55μmです。光学資料では同じ波長でも、nm表記とμm表記が混在することがあります。

532 nm = 0.532 μm
850 nm = 0.85 μm
1550 nm = 1.55 μm

薄膜・膜厚でnmとμmを読む場合

薄膜やコーティングでは、膜厚がnmやμmで書かれます。非常に薄い膜はnm、比較的厚い膜やメッキ厚はμmで表されることが多いです。

膜厚 μm換算 見方
10nm 0.01μm 非常に薄い膜
50nm 0.05μm 光学薄膜・表面膜
100nm 0.1μm 薄膜厚でよく見る値
500nm 0.5μm やや厚い薄膜
1000nm 1μm 1μmの膜厚

nm・μm・mm・milの関係

半導体や光学の資料では、nmとμmだけでなく、mmやmilも一緒に出てくることがあります。単位ごとの関係をまとめると、次のようになります。

単位 読み方 関係 よく使う場面
nm ナノメートル 1 nm = 0.001 μm 波長、薄膜、半導体、ナノ材料
μm マイクロメートル 1 μm = 1000 nm MEMS、膜厚、精密寸法、赤外波長
mm ミリメートル 1 mm = 1000 μm = 1,000,000 nm 図面寸法、部品寸法、チップサイズ
mil ミル 1 mil = 25.4 μm = 25400 nm 海外のフィルム厚、塗装厚、シート厚
inch インチ 1 inch = 25.4 mm ウェハサイズ、海外図面、部品寸法

カスタム単位や複数ステップ計算が必要な場合

nmとμmの変換だけなら、この記事の式と表で対応できます。ただし、実務では微小寸法だけでなく、圧力、流量、温度、長さ、面積、体積なども同じ資料に出てくることがあります。

たとえば、半導体装置の仕様書では、膜厚がnm、パターン寸法がμm、ウェハサイズがinch、圧力がPaやTorr、ガス流量がSCCM、温度が℃やKで書かれることがあります。こうした資料では、複数の単位をまとめて確認できると便利です。

MyUnitが便利な場面

単位換算アプリ「MyUnit」は、既存単位の換算だけでなく、カスタム単位の追加や複数ステップ計算にも対応しています。長さ、微小寸法、圧力、流量、温度など、工学系の単位を日常的に扱う方に向いています。

  • nmとμmをすぐに切り替えて確認したい
  • nm、μm、mm、milをまとめて確認したい
  • 半導体・光学の仕様書を国内資料向けに整理したい
  • 膜厚、波長、微細加工寸法をまとめて確認したい
  • 圧力、流量、温度など周辺単位も一緒に確認したい
  • よく使う換算を保存・整理したい
  • CSVで換算結果を共有したい

単発の換算なら記事内の式で十分ですが、半導体・光学・設備資料のように複数単位を何度も確認する場合は、アプリにまとめておくと作業時間を短縮しやすくなります。

nmとμm変換でよくある間違い

間違い1:1μmを100nmだと思う

1μmは100nmではなく、1000nmです。ここを1桁間違えると、寸法や膜厚が10倍ずれてしまいます。

誤:1 μm = 100 nm
正:1 μm = 1000 nm

間違い2:nmからμmにするとき1000を掛ける

nmからμmへは1000で割ります。1000を掛けるのは、μmからnmへ変換するときです。

nm → μm:÷ 1000
μm → nm:× 1000

間違い3:500nmを5μmだと思う

500nmは0.5μmです。5μmではありません。可視光や光学薄膜の波長・膜厚では、0.5μmと5μmの違いは大きいです。

500 nm = 0.5 μm
5000 nm = 5 μm

間違い4:nmプロセス名を単純な寸法として読む

半導体の「3nm」「5nm」「7nm」のような表現は、単位変換としてのnmとは別に、技術世代名として使われることがあります。物理寸法そのものと同一とは限らないため注意しましょう。

間違い5:波長と寸法を同じ感覚で読む

nmは波長にも寸法にも使われます。532nmのレーザー波長と、532nmの膜厚は同じ単位ですが、意味するものは違います。何を表している値なのかを確認しましょう。

実務でのチェックリスト

nmとμmを実務で扱うときは、次の点を確認しておくとミスを減らせます。

  • 1μm = 1000nmであることを確認する
  • nmからμmへは1000で割る
  • μmからnmへは1000を掛ける
  • 小数点の位置を確認する
  • 波長なのか、膜厚なのか、寸法なのかを確認する
  • 半導体のプロセス名と物理寸法を混同しない
  • nm、μm、mm、milなどの単位混在に注意する
  • 元資料の単位を残して変換後の値を併記する
  • 必要な桁数で丸めているか確認する

まとめ

nmとμmの変換では、1μm = 1000nmを基準にします。nmからμmへは1000で割り、μmからnmへは1000を掛けます。半導体、光学、薄膜、微細加工ではnmとμmが混在しやすいため、桁の違いに注意することが大切です。

この記事のまとめ

  • 1 μm = 1000 nm
  • 1 nm = 0.001 μm
  • μm = nm ÷ 1000
  • nm = μm × 1000
  • 100 nm = 0.1 μm
  • 500 nm = 0.5 μm
  • 1550 nm = 1.55 μm
  • 0.1 μm = 100 nm
  • 1 mm = 1000 μm = 1,000,000 nm
  • 半導体・光学では波長、膜厚、微細寸法の意味を区別する

単発の確認であれば、この記事内の式と早見表で対応できます。ただ、半導体や光学の資料ではnm、μm、mm、mil、圧力、流量、温度など複数の単位が混在しやすいため、換算結果を保存したり、よく使う単位を整理したりできるツールを使うと、確認作業のミス防止と時短につながります。

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微小寸法・圧力・流量・温度などをまとめて確認したい方へ

この記事のnmとμmの変換だけでなく、微小寸法、長さ、圧力、流量、温度、重さなどの単位をまとめて確認したい場合は、単位換算アプリ「MyUnit」も使えます。カスタム単位、複数ステップ計算、CSV共有にも対応しているため、半導体、光学、薄膜、MEMS、センサ仕様、海外仕様書の単位確認にも便利です。

FAQ

Q1. 1nmは何μmですか?

1nmは0.001μmです。

Q2. 1μmは何nmですか?

1μmは1000nmです。

Q3. nmをμmに変換する式は?

μm = nm ÷ 1000です。たとえば500nmは0.5μmです。

Q4. μmをnmに変換する式は?

nm = μm × 1000です。たとえば1.55μmは1550nmです。

Q5. 100nmは何μmですか?

100nmは0.1μmです。

Q6. 500nmは何μmですか?

500nmは0.5μmです。

Q7. 1550nmは何μmですか?

1550nmは1.55μmです。光通信や赤外光の資料でよく見る波長です。

Q8. 0.1μmは何nmですか?

0.1μmは100nmです。

Q9. nmとμmはどちらが小さいですか?

nmの方が小さいです。1μmは1000nmなので、1nmは1μmの1000分の1です。

Q10. 半導体のnmプロセスは実寸を表していますか?

必ずしも単純な実寸を表しているとは限りません。nmプロセスは技術世代名として使われることもあるため、物理寸法と分けて考える必要があります。

Q11. 光学ではnmとμmのどちらを使いますか?

可視光ではnm表記が多く、赤外線ではμm表記が多く使われます。ただし資料によって混在するため、必要に応じて変換して確認します。

Q12. nmとμmの変換を毎回手計算するのが面倒です

単発の確認ならこの記事の式や早見表で対応できます。nm、μm、mm、milに加えて、圧力、流量、温度など複数の単位を日常的に扱う場合は、単位換算アプリを使うと便利です。MyUnitでは、既存単位の換算、カスタム単位、複数ステップ計算、CSV共有などに対応しています。

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