電気設備や機器の絶縁状態を確認するときに使用するのが、絶縁抵抗計です。 現場では「メガー」や「メガ」と呼ばれることもあります。
絶縁抵抗計は、一般的なデジタルテスターとは異なり、測定対象へ50V、125V、250V、500V、1000Vなどの直流試験電圧を印加して絶縁抵抗を測定します。 製品によって試験電圧、最大測定値、デジタル・アナログ表示、通信機能、耐環境性能が異なります。
この記事では、電気工事や設備保全で使いやすい絶縁抵抗計5製品を比較します。 現場での取り回し、測定結果の読みやすさ、記録方法、安全機能を確認し、用途に合った製品を選びましょう。
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HIOKI製品に関する重要なお知らせ
IR4052-51・IR4051-11は対象シリアルを確認してください
HIOKIは2026年3月2日、IR4052-51とIR4051-11を含む一部の絶縁抵抗計について、 特定範囲の測定値が確度仕様外になる可能性があるとして、無償再調整を案内しています。
対象は、2025年3月から2026年1月に工場から出荷された一部98台です。 すべてのIR4052-51・IR4051-11が対象ではありません。 購入済みの製品や流通在庫については、製造番号を確認し、必要に応じてHIOKIまたは販売店へ問い合わせてください。
HIOKIの公式案内を確認する先に結論
絶縁抵抗計は使い方と表示方式で選びましょう
- コンパクトで測定速度を重視:HIOKI IR4052-51
- 首掛けで安定して作業したい:HIOKI IR4051-11
- アナログ指針とBluetoothを両立:共立電気計器 KEW 3441BT
- IP54と見やすいデジタル表示:三和電気計器 MG500
- PI・DAR測定や産業設備の診断:Fluke 1507
一般的な低圧電気設備の点検で、50Vから1000Vまで幅広く使いたい場合は、HIOKI IR4052-51が扱いやすい候補です。 指針の動きから絶縁状態の変化を確認したい場合は、アナログ式のKEW 3441BTが向いています。
絶縁抵抗計おすすめ5製品の比較表
今回紹介する5製品を、表示方式、試験電圧、絶縁抵抗の最大表示値、通信機能、安全カテゴリ、質量で比較しました。
| 製品 | 表示方式 | 試験電圧 | 最大表示・測定値 | 通信機能 | 安全カテゴリ | 質量 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HIOKI IR4052-51 |
デジタル | 50/125/250/500/1000V | 最大4000MΩ | 別売Z3210 | CAT III 600V | 約440g | 高速判定・コンパクト |
| HIOKI IR4051-11 |
デジタル | 50/125/250/500/1000V | 最大4000MΩ | 非対応 | CAT III 600V | 約600g | 首掛け・スイッチ付きリード |
| 共立電気計器 KEW 3441BT |
アナログ | 125/250/500/1000V | 最大2000MΩ | Bluetooth内蔵 | CAT IV 300V CAT III 600V |
約440g | アナログ指針・アプリ記録 |
| 三和電気計器 MG500 |
デジタル | 125/250/500V | 最大4000MΩ | 非対応 | CAT III 600V | 約600g | IP54・バーグラフ表示 |
| Fluke 1507 | デジタル | 50/100/250/500/1000V | 最大10GΩ | 非対応 | CAT IV 600V | 約550g | PI・DAR測定対応 |
※最大表示値は、選択した試験電圧や測定レンジによって異なります。 製品本体だけでなく、テストリード、プローブ、先端金具の安全カテゴリも確認してください。 商品価格と在庫は変動するため、商品リンク先で確認してください。
絶縁抵抗計とは
絶縁抵抗計は、電線、モーター、分電盤、制御盤、電気機器などの絶縁状態を確認するための測定器です。 内部で直流の試験電圧を発生させ、測定対象に流れる微小な漏れ電流から絶縁抵抗値を求めます。
絶縁抵抗は、一般的にMΩ(メガオーム)やGΩ(ギガオーム)で表示されます。 抵抗値が高いほど電流が漏れにくい状態を示しますが、合否基準は設備、回路、機器、適用規格によって異なります。
低電圧回路
電子機器、通信回路、制御回路など、試験電圧による損傷を避けたい対象で使用されます。
低圧制御回路
制御機器や一部の低圧回路などで使用される試験電圧です。
低圧電気設備
配線、モーター、分電盤などで広く使用される代表的な試験電圧です。
高めの試験電圧
対応する機器や設備の絶縁試験で使用します。対象機器の仕様確認が必要です。
使用する試験電圧は、測定対象の定格、メーカー指定、法令、規格、点検手順に従って選択してください。 高い試験電圧を不用意に印加すると、電子部品や制御機器を損傷する可能性があります。
デジタル式とアナログ式の違い
数値を正確に読み取りやすい
- 測定値を数字で確認できる
- 小数点や単位を読み取りやすい
- コンパレータで合否判定しやすい
- バックライトや自動ホールドを搭載しやすい
- 記録や報告書へ転記しやすい
点検記録へ具体的な測定値を記入する場合や、複数の作業者で読み方を統一したい場合に向いています。
指針の動きで変化を確認しやすい
- 抵抗値の変化を指針の動きで確認できる
- 値が不安定なときの傾向を把握しやすい
- 瞬間的な変化を視覚的に確認しやすい
- 現場で慣れた作業者が直感的に扱いやすい
- 電池残量や目盛の読み方には注意が必要
数値だけでなく、充電状態や指針の落ち着き方を見ながら判断したい場合に適しています。
今回紹介する製品では、KEW 3441BTがアナログ式です。 Bluetooth通信に対応しているため、アナログ指針の見やすさとデジタル記録の便利さを両立できます。
絶縁抵抗計の選び方
必要な試験電圧で選ぶ
最初に、測定対象で必要とされる試験電圧を確認します。 試験電圧のレンジが多いほど幅広い設備に対応できますが、使用しないレンジが多いほどよいとは限りません。
今回の5製品の試験電圧
- IR4052-51:50/125/250/500/1000V
- IR4051-11:50/125/250/500/1000V
- KEW 3441BT:125/250/500/1000V
- MG500:125/250/500V
- Fluke 1507:50/100/250/500/1000V
50Vレンジが必要ならIR4052-51、IR4051-11、Fluke 1507が候補です。 1000Vレンジが不要で、一般的な125V・250V・500V測定が中心ならMG500も選びやすいでしょう。
絶縁抵抗の最大測定値で選ぶ
一般的な低圧設備の点検ではMΩ単位が中心ですが、モーター、ケーブル、産業設備などでは、より高い絶縁抵抗を確認することがあります。
- IR4052-51:試験電圧に応じて最大4000MΩ
- IR4051-11:試験電圧に応じて最大4000MΩ
- KEW 3441BT:最大2000MΩ
- MG500:最大4000MΩ
- Fluke 1507:最大10GΩ
高い絶縁抵抗まで測定したい場合は、最大10GΩまで対応するFluke 1507が有力です。 一般的な低圧設備の点検では、最大2000MΩまたは4000MΩの製品でも対応できる場合があります。
持ち方と作業姿勢で選ぶ
分電盤や制御盤では、片手でプローブを持ち、もう片方の手で本体を操作する場面があります。 首掛け、ケース、リモートスイッチ付きリードなどの違いが、作業効率に影響します。
- IR4052-51:コンパクトな本体とスイッチ付きリード
- IR4051-11:首掛けストラップとスイッチ付きリード
- KEW 3441BT:リモートスイッチ付き測定プローブと携帯ケース
- MG500:ストラップとデジタル表示
- Fluke 1507:リモートプローブとホルスター
通信・記録機能で選ぶ
測定結果を紙へ手書きするだけでなく、スマートフォンや帳票へ転送したい場合は通信機能を確認しましょう。
IR4052-51は、別売のワイヤレスアダプタZ3210を装着することで、スマートフォンやタブレットへの測定値転送に対応します。 KEW 3441BTはBluetooth通信機能を本体に内蔵しています。
単発の点検で数値を記録するだけなら通信機能は必須ではありません。 測定箇所が多い現場や、定期点検の帳票作成を効率化したい場合に便利です。
防じん・防滴性能で選ぶ
屋内の乾燥した環境だけで使うのか、工場、機械室、屋外に近い環境でも使うのかを確認します。
三和電気計器 MG500はIP54の防じん・防滴設計です。 粉じんや水滴の可能性がある現場では有力な候補ですが、防水ではないため、雨中や水に濡れる状況で使用できるという意味ではありません。
PI・DAR測定が必要か確認する
成極指数PIと誘電吸収比DARは、時間経過による絶縁抵抗の変化を利用して、モーターやケーブルなどの絶縁状態を評価する方法です。
Fluke 1507はPI・DAR測定に対応しています。 一般的な分電盤の竣工検査だけでなく、産業設備や回転機の予防保全を行う場合に役立ちます。
活線検出と自動放電機能を確認する
絶縁抵抗測定は、原則として電源を切った無電圧状態で行います。 活線状態を検出して試験を停止する機能や、測定後に対象へ残った電荷を放電する機能があると、誤操作の防止に役立ちます。
ただし、安全機能は正しい作業手順の代わりにはなりません。 検電、電源遮断、放電確認、ロックアウトなど、現場で定められた手順を守ってください。
絶縁抵抗計おすすめ5製品
HIOKI IR4052-51
高速な合否判定とコンパクトな本体が特徴
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
5レンジ
IR4052-51は、50V、125V、250V、500V、1000Vの5レンジを備えたデジタル絶縁抵抗計です。 試験電圧に応じて最大100MΩから4000MΩまで表示できます。
コンパレータ機能を搭載し、測定値が設定した基準を満たしているかを確認できます。 判定結果の応答時間は約0.3秒で、測定箇所が多い現場の作業効率を高めやすいモデルです。
AC・DC600Vまでの電圧測定、200mAによる低抵抗・導通チェック、活線警告、自動放電、ドロッププルーフなどにも対応しています。
別売のワイヤレスアダプタZ3210を装着すれば、測定値をスマートフォン、タブレット、対応帳票へ転送できます。 IR4052-51には、手元で測定を開始できるスイッチ付きリードセットと携帯用ケースが付属します。
2025年3月から2026年1月に工場出荷された一部製品について、HIOKIから無償再調整の案内が出ています。 対象製造番号はHIOKIの公式案内または販売店で確認してください。
おすすめポイント
- 50Vから1000Vまでの5レンジ
- コンパクトで持ち運びやすい
- 約0.3秒の高速コンパレータ判定
- 低抵抗・電圧測定にも対応
- 別売アダプタで無線通信に対応
確認したい点
- 無線通信には別売アダプタが必要
- アナログ指針で変化を見る用途には向かない
- 対象時期の一部製品は製造番号確認が必要
こんな人におすすめ: 分電盤や制御盤を効率よく点検したい人、コンパクトな5レンジデジタルメガーを探している人。
HIOKI IR4051-11
首から掛けて安定した姿勢で測定しやすいモデル
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
5レンジ
IR4051-11は、IR4052-51と同じく、50V、125V、250V、500V、1000Vの5レンジに対応したデジタル絶縁抵抗計です。
本体には首掛けストラップが付属し、両手を使ってプローブを当てたい場面でも扱いやすい構成です。 IR4051-11には、測定スイッチとLEDライトを備えたスイッチ付きリードセットが付属します。
コンクリート上1mからの落下に耐える耐衝撃設計で、活線警告、自動放電、コンパレータ、AC・DC自動判別、低抵抗測定にも対応しています。
IR4052-51より本体が大きく約600gありますが、首から掛けて使う作業スタイルでは安定しやすく、測定器を置く場所がない現場にも向いています。
IR4051-11も、2025年3月から2026年1月に工場出荷された一部製品について、HIOKIから無償再調整の案内が出ています。 対象製造番号を確認してください。
おすすめポイント
- 50Vから1000Vまでの5レンジ
- 首掛けストラップが付属
- LEDライト付きスイッチリード
- 1m落下対応の耐衝撃設計
- 低抵抗・AC/DC電圧測定に対応
確認したい点
- 約600gでIR4052-51より重い
- 無線通信機能には対応していない
- 対象時期の一部製品は製造番号確認が必要
こんな人におすすめ: 測定器を首から掛けて両手で作業したい人、スイッチ付きリードと照明を重視する人。
共立電気計器 KEW 3441BT
アナログ指針の見やすさと測定記録機能を両立
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
4レンジ
CAT III 600V
KEW 3441BTは、125V、250V、500V、1000Vの4レンジに対応するアナログ絶縁抵抗計です。 指針の動きで絶縁抵抗の変化を確認しながら、Bluetooth通信で測定記録を管理できます。
アナログ式は、測定値が落ち着くまでの動きや、時間による抵抗値の変化を視覚的に確認しやすい点が特徴です。 抵抗状態はLEDでも確認でき、高抵抗時は緑、低抵抗時は赤で表示されます。
リモートスイッチ付き測定プローブ、ワニ口コード、携帯用ケース、肩掛けベルトなどが付属します。 試験終了後に測定対象へ残った電荷を放電する自動放電機能も備えています。
50Vレンジには対応していないため、低い試験電圧を必要とする電子機器や制御回路では、対象機器の指定を確認してください。
おすすめポイント
- 指針の動きで状態変化を確認できる
- Bluetooth通信機能を内蔵
- 抵抗状態を赤・緑LEDで確認できる
- リモートスイッチ付きプローブが付属
- CAT IV 300V/CAT III 600V対応
確認したい点
- 50Vレンジに対応していない
- 数値を直接表示するデジタル式ではない
- アナログ目盛の読み方に慣れが必要
こんな人におすすめ: アナログ指針で絶縁状態の変化を確認したい人、測定結果をスマートフォンへ記録したい人。
三和電気計器 MG500
見やすいデジタル表示と防じん・防滴設計が特徴
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
MG500は、125V、250V、500Vの3レンジに対応するデジタル絶縁抵抗計です。 各試験電圧で最大4000MΩまで表示できます。
大きな数値表示とアナログバーグラフを備え、具体的な測定値と変化の傾向を同時に確認しやすい設計です。 測定終了後も最後の測定値を保持する自動ホールド機能を搭載しています。
IP54の防じん・防滴設計で、バックライト、導通ブザー、活線自動判別、オートディスチャージ、オートパワーセーブにも対応しています。
50Vと1000Vの試験レンジには対応していません。 125V・250V・500Vの3レンジで必要な測定をカバーできるか、購入前に確認しましょう。
おすすめポイント
- IP54の防じん・防滴設計
- 大型数値とバーグラフを表示
- 全試験電圧で最大4000MΩ表示
- 活線検出と自動放電に対応
- バックライトと自動ホールドを搭載
確認したい点
- 50Vレンジに対応していない
- 1000Vレンジに対応していない
- 約600gで軽量モデルではない
こんな人におすすめ: 125V・250V・500Vを中心に使用する人、防じん・防滴性能と見やすい表示を重視する人。
Fluke 1507
最大10GΩとPI・DAR測定に対応した高機能モデル
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
5レンジ
Fluke 1507は、50V、100V、250V、500V、1000Vの5種類の試験電圧に対応するデジタル絶縁抵抗計です。 絶縁抵抗は0.01MΩから10GΩまで測定できます。
成極指数PIと誘電吸収比DARの測定に対応しており、モーター、ケーブル、産業設備などの絶縁状態を時間的な変化から評価したい場合に便利です。
測定対象に30V以上の電圧を検出した場合は絶縁試験を禁止する機能を備えています。 試験後の自動放電、200mAによるアース導通抵抗測定、AC・DC600Vまでの電圧測定にも対応します。
リモートプローブ、テストリード、プローブ、ワニ口クリップ、ホルスターが標準付属しています。 一般的な竣工検査だけでなく、トラブルシューティングや予防保全にも向いたモデルです。
おすすめポイント
- 0.01MΩから10GΩまで測定
- 50Vから1000Vまでの5レンジ
- PI・DAR測定に対応
- 30V以上を検出すると試験を禁止
- CAT IV 600V対応
確認したい点
- 一般的な3レンジモデルより機能が多い
- PI・DARを使わない用途では機能を持て余す場合がある
- Bluetooth通信には対応していない
こんな人におすすめ: モーターやケーブルなどの産業設備を点検する人、PI・DARによる予防保全を行いたい人。
用途別に選ぶおすすめ絶縁抵抗計
HIOKI IR4052-51
50Vから1000Vまでの5レンジ、約0.3秒の高速判定、コンパクトな本体が特徴です。 一般的な電気工事や設備保全で使いやすい構成です。
HIOKI IR4051-11
首掛けストラップとスイッチ付きリードを使用し、測定器を置く場所がない現場でも作業しやすいモデルです。
共立電気計器 KEW 3441BT
指針の動きで絶縁状態を確認しながら、Bluetoothで測定値を記録できます。
三和電気計器 MG500
IP54の防じん・防滴設計です。 125V・250V・500Vを中心に使う現場に適しています。
Fluke 1507
最大10GΩとPI・DAR測定に対応し、モーター、ケーブル、産業設備の状態診断に向いています。
絶縁抵抗計を使用するときの注意点
絶縁抵抗計は高い試験電圧を発生します
絶縁抵抗計は、測定対象へ最大1000Vなどの試験電圧を印加します。 誤った使用は感電、機器破損、電子部品の故障、火災につながる可能性があります。 必要な知識、資格、保護具、作業手順を備えた人が使用してください。
必ず無電圧を確認する
絶縁抵抗測定は、原則として測定対象の電源を切った状態で行います。 電源を遮断しただけで無電圧と判断せず、適切な検電器や測定器で確認してください。
接続された電子機器を確認する
インバーター、PLC、センサ、通信機器、サージ保護素子、電子基板などが接続されたまま試験電圧を印加すると、機器を損傷する可能性があります。
測定前に回路図とメーカーの点検手順を確認し、必要な機器や配線を切り離してください。
試験電圧を対象に合わせる
1000Vレンジを備えているからといって、すべての測定対象へ1000Vを印加してよいわけではありません。 測定対象の定格、適用規格、メーカー指定に合う試験電圧を選択してください。
測定後は放電を確認する
ケーブルやコンデンサを含む回路では、絶縁抵抗測定後も電荷が残ることがあります。 自動放電機能を搭載した製品でも、表示や警告が消え、十分に放電されたことを確認してからテストリードを外してください。
テストリードとプローブを点検する
- 被覆の傷や亀裂がないか確認する
- 端子やプローブに汚れ、腐食、変形がないか確認する
- 先端キャップが正しく装着されているか確認する
- 本体とリードの安全カテゴリを確認する
- 測定前にリードを短絡させ、導通状態を確認する
測定値だけで合否を決めない
絶縁抵抗値は、温度、湿度、汚れ、測定時間、ケーブル長、機器の構造などによって変化します。 前回値、基準値、測定条件、設備メーカーの判定基準と合わせて評価してください。
定期的な校正を検討する
竣工検査、法定点検、品質記録などに使用する場合は、社内規定や品質管理基準に従って定期的な校正を行いましょう。
絶縁抵抗計に関するよくある質問
絶縁抵抗計とメガーは同じものですか?
一般的には同じ種類の測定器を指します。 「メガー」「メガ」は現場で広く使われる呼び方で、正式な製品分類では絶縁抵抗計と呼ばれます。
デジタル式とアナログ式はどちらがおすすめですか?
測定値を数値で正確に記録したい場合はデジタル式、指針の動きから抵抗値の変化を確認したい場合はアナログ式が向いています。 作業者の慣れと点検方法に合わせて選びましょう。
初心者にはどの絶縁抵抗計がおすすめですか?
必要な資格と知識を持つ人が初めて購入するなら、数値表示とコンパレータ機能があり、50Vから1000Vまで対応するIR4052-51が扱いやすい候補です。 対象製造番号の確認も行ってください。
500Vと1000Vはどのように使い分けますか?
測定対象の定格、規格、メーカー指定によって使い分けます。 高い電圧を使用すればよいというものではありません。 対象機器の取扱説明書や点検基準に従ってください。
絶縁抵抗計で通常の抵抗を測定できますか?
一部の絶縁抵抗計には低抵抗測定や導通チェック機能があります。 ただし、電子部品の抵抗値を幅広く測定する用途では、デジタルマルチメータの方が適しています。
絶縁抵抗計で活線を測定できますか?
絶縁抵抗測定は原則として無電圧状態で行います。 活線検出機能を備えた製品もありますが、活線状態で絶縁試験を行うための機能ではありません。
PIとDARとは何ですか?
PIは成極指数、DARは誘電吸収比です。 異なる測定時間の絶縁抵抗値を比較し、モーターやケーブルなどの絶縁状態を評価します。 今回の製品ではFluke 1507が対応しています。
Bluetooth機能は必要ですか?
点検箇所が多く、測定値をスマートフォンや帳票へ転送したい場合に便利です。 手書き記録で十分な場合は必須ではありません。
MG500は屋外で使用できますか?
MG500はIP54の防じん・防滴設計ですが、完全防水ではありません。 雨中、水没、強い水流がかかる環境で使用できるという意味ではないため、使用環境を確認してください。
HIOKIの再調整対象かどうかはどう確認しますか?
本体の製造番号とHIOKIが公開している対象製造番号一覧を照合します。 不明な場合は、HIOKIの営業窓口または購入した販売店へ問い合わせてください。
Ω・kΩ・MΩ・GΩの読み替えにはMyUnit
絶縁抵抗計では、kΩ、MΩ、GΩなどの大きな抵抗単位を扱います。 1MΩは1,000,000Ω、1GΩは1000MΩです。
単位換算アプリ「MyUnit」は、抵抗、電流、電力、電荷、周波数などの単位換算に対応しています。 測定結果や点検資料の単位を確認したいときにも利用できます。
MyUnitの詳細を見るまとめ|測定対象と作業方法に合う絶縁抵抗計を選ぼう
絶縁抵抗計を選ぶときは、試験電圧の数だけでなく、表示方式、最大測定値、持ち方、通信機能、安全機能、耐環境性能を確認することが重要です。
- IR4052-51:高速判定とコンパクトさを重視する人向け
- IR4051-11:首掛けとスイッチ付きリードを重視する人向け
- KEW 3441BT:アナログ指針とBluetooth記録を両立したい人向け
- MG500:IP54と見やすい数値・バーグラフ表示を重視する人向け
- Fluke 1507:最大10GΩとPI・DAR測定が必要な人向け
絶縁抵抗計は高い試験電圧を発生させる測定器です。 購入後は取扱説明書を確認し、測定対象に適した試験電圧と安全な作業手順を守って使用しましょう。
IR4052-51とIR4051-11については、購入時や使用前に、HIOKIの公式案内と対象製造番号も確認してください。




