電線やコンセント、分電盤などが通電しているかを確認するときに使用するのが、検電器です。 電気工事や設備保全では、作業前の活線確認を補助する携帯工具として広く使われています。
検電器には、被覆電線の上から交流電圧を検知できる非接触式や、交流・直流の両方に対応するモデルがあります。 製品によって検知できる電圧、裸線・被覆線への対応、感度切替、LEDライト、警告方法が異なります。
この記事では、共立電気計器、HIOKI、三和電気計器、長谷川電機の低圧用検電器5製品を比較します。 電気工事、設備保全、太陽光発電設備など、使用目的に合うモデルを選びましょう。
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重要
検電器だけで無電圧を断定しないでください
検電器は、通電している可能性がある箇所を確認するための補助器具です。 検電器が反応しない場合でも、電池切れ、感度設定、持ち方、接地状態、電線の種類、遮へい、周囲環境などによって検知できない可能性があります。
電気工事における正式な無電圧確認は、現場の作業手順に従い、適切な測定器や検電器を使用して行ってください。 電気設備の作業には、電気工事士などの資格や専門知識が必要になる場合があります。
先に結論
交流用か交流・直流両用かを最初に確認しましょう
- 広い交流電圧範囲と感度切替:共立電気計器 KEW 5711
- 軽量・コンパクトと白色LEDライト:HIOKI 3481
- 薄型ペンタイプと電池交換のしやすさ:三和電気計器 KD3
- 電気工事で実績のある低圧交流用:長谷川電機 HTE-610L-R
- 交流・直流の両方を確認したい:共立電気計器 KEW 5712
一般的な交流低圧設備で使うなら、AC20~1000Vに対応するKEW 5711が幅広く使いやすいモデルです。 太陽光発電設備や直流回路も確認する場合は、AC80~600V・DC40~750Vに対応するKEW 5712が候補になります。
検電器おすすめ5製品の比較表
今回紹介する5製品を、対応電圧、交流・直流対応、対象電線、ライト、質量で比較しました。
| 製品 | 対応方式 | 検知・測定電圧範囲 | 対象 | 感度切替 | ライト | 質量 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 共立電気計器 KEW 5711 |
交流 |
Hi:AC20~1000V Lo:AC90~1000V |
裸線・被覆線 | Hi/Lo | 先端ライト | 約40g | 広い交流範囲 |
| HIOKI 3481 |
交流 | AC40~600V | 被覆電線など | 40~80Vで調整 | 白色LED | 約30g | CAT IV 600V |
| 三和電気計器 KD3 |
交流 | AC80~600V | 裸線・被覆線 | LOW/HIGH | なし | 約20g | 薄型ペンタイプ |
| 長谷川電機 HTE-610L-R |
交流 | AC50~600V | 裸線・被覆線 | 感度調整 | LEDライト | 約22g | 導電性ゴム検知部 |
| 共立電気計器 KEW 5712 |
交流・直流 |
AC80~600V DC40~750V |
AC:裸線・被覆線 DC:裸線 |
ACのみ切替 | なし | 約17g | 太陽光設備にも対応 |
※検電可能な条件は、電線の種類、被覆、接地状態、周囲環境、持ち方などによって変わります。 KEW 5712の直流検電は、付属リード線を使用して接地し、裸線を検電する方式です。 購入前と使用前に、必ずメーカーの取扱説明書を確認してください。
検電器とは
検電器は、電線や電気設備に電圧が存在する可能性を確認するための器具です。 低圧用、高圧用、交流用、直流用、交流・直流両用などの種類があります。
今回紹介するのは、主に低圧電気設備で使用する携帯型の検電器です。 検知部を電線や充電部へ近づけたり接触させたりすると、LEDの点滅やブザー音によって電圧の存在を知らせます。
交流用
コンセント、分電盤、屋内配線など、一般的な商用交流設備の確認に使用します。
直流用
太陽光発電設備、蓄電池、直流電源設備などの確認に使用します。
光による警告
検電時にLEDが点滅または点灯し、視覚的に通電状態を知らせます。
音による警告
ブザー音によって検電状態を知らせます。周囲の騒音にも注意が必要です。
「非接触式」は、金属導体を直接露出させず、被覆電線の上から交流電圧を検知できる方式を指すことがあります。 製品によって、電線へ接触させるのか、近づけるだけでよいのかが異なるため、取扱説明書に従ってください。
交流用と交流・直流両用の違い
住宅・ビル・工場の一般的な低圧設備向け
- コンセントや屋内配線の確認
- 分電盤や制御盤の交流電源確認
- 交流モーターや設備配線の確認
- 被覆電線の上から検知できる製品が多い
- 直流電圧は検知できない
KEW 5711、HIOKI 3481、KD3、HTE-610L-Rは交流用です。 直流回路へ使用しても、正しく検電できません。
太陽光発電設備や直流回路にも対応
- 交流低圧設備の検電
- 太陽光発電設備の直流回路
- 蓄電池や直流電源設備
- 交流と直流で検電方法が異なる
- 直流では接地用リード線が必要な場合がある
KEW 5712は、AC80~600VとDC40~750Vに対応しています。 直流検電では、付属リード線を接地して裸線を確認します。
商品名に「低圧用」と書かれていても、交流専用か交流・直流両用かは製品ごとに異なります。 使用する設備の電源方式を確認してから選びましょう。
検電器の選び方
交流用か直流対応かで選ぶ
最初に、検電する設備が交流か直流かを確認します。 一般住宅、ビル、工場のコンセントや分電盤は交流が中心ですが、太陽光発電設備や蓄電池設備では直流回路を扱います。
今回の5製品の対応方式
- KEW 5711:交流用
- HIOKI 3481:交流用
- 三和電気計器 KD3:交流用
- HTE-610L-R:交流用
- KEW 5712:交流・直流両用
直流対応が必要な場合は、交流用検電器では代用できません。 交流と直流の両方を扱う可能性があるなら、KEW 5712のような交流・直流両用モデルを選びましょう。
検知電圧範囲で選ぶ
製品ごとに検知できる電圧範囲が異なります。 使用する設備の電圧が、製品の検知範囲に含まれていることを確認してください。
- KEW 5711:AC20~1000VまたはAC90~1000V
- HIOKI 3481:AC40~600V
- 三和電気計器 KD3:AC80~600V
- HTE-610L-R:AC50~600V
- KEW 5712:AC80~600V・DC40~750V
低い交流電圧から確認したい場合は、Hi感度でAC20Vから対応するKEW 5711が候補です。 ただし、周囲の誘導電圧などに反応しやすくなる場合があるため、感度を適切に切り替える必要があります。
裸線と被覆線への対応を確認する
裸線は導体が露出した電線、被覆線は絶縁被覆で覆われた電線です。 検電器によって、裸線用と被覆線用で感度を切り替える製品があります。
KEW 5711はHi・Loの2段階、KD3は裸線・被覆線に合わせた感度切替を備えています。 KEW 5712は交流検電時に裸線・被覆線の感度を切り替えられますが、直流検電の対象は裸線です。
感度調整機能で選ぶ
検電器の感度が高すぎると、近くにある別の電線や誘導電圧に反応することがあります。 反対に感度が低すぎると、被覆が厚い電線などで検知できない可能性があります。
HIOKI 3481は、検出感度をAC40~80Vの範囲で調整できます。 HTE-610L-Rも感度調整に対応し、KEW 5711とKD3は用途に応じた感度切替が可能です。
LEDライトの有無で選ぶ
分電盤の内部、機械の裏側、天井裏などでは、手元を照らすライトが便利です。
- KEW 5711:先端ライト付き
- HIOKI 3481:白色LEDライト付き
- 三和電気計器 KD3:作業用ライトなし
- HTE-610L-R:LEDライト付き
- KEW 5712:作業用ライトなし
ライトの明るさや照射方向は製品によって異なります。 検電器のライトだけに頼らず、必要に応じて別の作業灯も用意しましょう。
携帯性で選ぶ
検電器は毎日持ち歩くことが多いため、サイズと重量も重要です。 今回の5製品はいずれもペン型またはスリムな形状です。
- KEW 5712:約17g
- 三和電気計器 KD3:約20g
- HTE-610L-R:約22g
- HIOKI 3481:約30g
- KEW 5711:約40g
KEW 5712は本体のみ約17gですが、直流検電には付属リード線も使用します。 携帯性だけでなく、必要な付属品を含めた使いやすさで選びましょう。
電源状態を確認しやすいモデルを選ぶ
検電器は、電池が消耗していると正しく動作しない可能性があります。 使用前に電池状態と動作を確認できる製品を選ぶと安心です。
HIOKI 3481は先端の緑色点灯で電池状態を確認できます。 KD3は電源ON時に緑色LEDが点灯し、感度切替時に電池消耗チェックも行います。 HTE-610L-Rは、LEDライトが電池残量確認の目安になります。
測定カテゴリを確認する
分電盤や引込設備などで使用する場合は、測定カテゴリも重要です。 KEW 5711はCAT IV 600V/CAT III 1000V、HIOKI 3481はCAT IV 600V、KEW 5712はCAT IV 600Vに対応しています。
測定カテゴリが明記されていない製品については、使用場所と適用規格をメーカーの取扱説明書で確認してください。
検電器おすすめ5製品
共立電気計器 KEW 5711
AC20~1000Vに対応する感度切替式の低圧用検電器
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
CAT III 1000V
KEW 5711は、Hi感度でAC20~1000V、Lo感度でAC90~1000Vに対応する交流低圧用検電器です。 被覆電線の上から交流電圧を検知できます。
HiとLoの感度をボタンで切り替えられるため、低い交流電圧を確認したい場面と、周囲の電線による誤反応を抑えたい場面で使い分けられます。
検電時は音と光で通電状態を知らせます。 先端ライトも備えているため、暗い分電盤や機械内部での確認にも便利です。
CAT IV 600V/CAT III 1000Vに対応し、一般的な低圧電気設備から高めの交流電圧まで、幅広い用途に対応します。
おすすめポイント
- Hi感度でAC20Vから対応
- 最大AC1000Vまで検知可能
- 被覆電線の上から検知できる
- Hi・Loの2段階感度切替
- 先端ライトと音・光警告を搭載
確認したい点
- 交流専用で直流には対応しない
- 高感度では周囲の電線に反応する場合がある
- 使用前に感度設定と電池状態の確認が必要
こんな人におすすめ: 交流低圧設備で幅広く使用したい人、低い交流電圧と最大1000Vまでの検知範囲を重視する人。
HIOKI 3481
白色LEDライトを搭載した約30gのポケットサイズモデル
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
HIOKI 3481は、AC40~600Vに対応するポケットサイズの交流用検電器です。 検電部に金属の露出がなく、被覆電線の上から交流電圧を確認できます。
検電時には赤色LEDの点滅と断続ブザー音で知らせます。 3481には白色LEDライトが搭載されており、暗い場所で測定箇所や手元を照らせます。
感度をAC40~80Vの範囲で調整できるため、使用環境に合わせて反応し始める電圧を調整できます。 電源投入から約3分で自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能も搭載しています。
約30gと軽量で、ストラップ穴も備えています。 CAT IV 600Vに対応しており、携帯性と安全カテゴリを重視する人に向いています。
おすすめポイント
- 約30gの軽量・コンパクト設計
- AC40~600Vに対応
- 感度をAC40~80Vで調整可能
- 手元を照らす白色LED付き
- CAT IV 600Vに対応
確認したい点
- 交流専用で直流には対応しない
- 最大対応電圧はAC600V
- 白色LED使用時は電池消耗が増える
こんな人におすすめ: 軽量な検電器を毎日持ち歩きたい人、暗所作業で白色LEDライトを使用したい人。
三和電気計器 KD3
電池交換しやすい約20gの薄型ペンタイプ
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
KD3は、AC80~600Vに対応する交流低圧用検電器です。 薄くて持ちやすいペン型デザインで、作業着のペンポケットにも収納しやすい形状です。
裸充電部・裸線と、絶縁電線・被覆電線に合わせて感度を切り替えられます。 検電時には赤色と緑色のLED点滅とブザー音で知らせます。
スケルトン構造により、奥まった場所でも側面からLEDを確認しやすいのが特徴です。 電源ON時は緑色LEDが常時点灯するため、電源状態を視覚的に確認できます。
電池ふたは本体と一体化した落下防止構造です。 ボタン電池を交換するときに、ふたを紛失しにくい設計になっています。
おすすめポイント
- 約20gの軽量設計
- 薄型で持ちやすいペンタイプ
- 裸線・被覆線の感度切替に対応
- 側面からLEDを確認しやすい
- 電池ふたを紛失しにくい構造
確認したい点
- 交流専用で直流には対応しない
- 検知範囲はAC80~600V
- 手元を照らす作業用ライトはない
こんな人におすすめ: 軽くて薄い検電器を探している人、電池交換のしやすさとペンポケットへの収納性を重視する人。
長谷川電機 HTE-610L-R
導電性ゴムの検知部とLEDライトを備えた低圧用モデル
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
HTE-610L-Rは、AC50~600Vに対応する交流用低圧検電器です。 長谷川電機の低圧検電器HTE-610シリーズに、LEDライトを追加したモデルです。
先端検知部には導電性ゴムを採用しています。 金属製の検知部による短絡事故のリスクを抑えやすく、裸線と被覆線で感度差が少ない構造です。
感度調整ボリュームを備えており、使用場所や測定対象に合わせて検知感度を調整できます。
LEDライトはスイッチ操作でON・OFFでき、約30秒後に自動消灯します。 ライトが点灯しなくなった場合は、電池消耗の目安としても確認できます。
おすすめポイント
- AC50~600Vに対応
- 短絡防止を考慮した導電性ゴム検知部
- 裸線と被覆線で感度差が少ない
- 検知感度を調整できる
- 自動消灯付きLEDライトを搭載
確認したい点
- 交流専用で直流には対応しない
- 使用電圧範囲はAC50~600V
- 感度調整後は既知の活線で動作確認が必要
こんな人におすすめ: 電気工事で使いやすい定番形状を求める人、導電性ゴムの検知部とLEDライトを重視する人。
共立電気計器 KEW 5712
交流・直流の両方に対応する低圧用検電器
商品画像または商品名を押すと販売ページを確認できます。
KEW 5712は、AC80~600VとDC40~750Vに対応する交流・直流両用の低圧用検電器です。 一般的な交流設備に加えて、太陽光発電設備や直流電源設備の保守・点検にも使用できます。
交流検電では、裸線と被覆線に合わせて感度を切り替えられます。 検電時にはLEDの断続発光とブザーの断続音で通電状態を知らせます。
直流検電では、付属のリード線を接地し、裸線へ検知部を当てて確認します。 交流の非接触検電と同じ方法ではないため、使用前に手順を確認することが重要です。
本体は約17gと軽量ですが、直流検電で使用する約715mmのリード線が付属します。 CAT IV 600Vに対応しています。
おすすめポイント
- 交流と直流の両方に対応
- AC80~600V・DC40~750Vに対応
- 交流は裸線・被覆線の切替が可能
- 太陽光発電設備の点検に使いやすい
- 本体約17gの軽量設計
確認したい点
- 直流検電には付属リード線が必要
- 直流の対象は裸線
- 交流と直流で検電方法が異なる
こんな人におすすめ: 太陽光発電設備、蓄電池、直流電源設備を扱う人、交流と直流の両方を1台で確認したい人。
用途別に選ぶおすすめ検電器
共立電気計器 KEW 5711
Hi感度ではAC20Vから、最大AC1000Vまで対応します。 一般的な交流設備で検知範囲の広さを重視する場合に向いています。
HIOKI 3481
約30gのコンパクトサイズで、白色LEDライトと感度調整機能を備えています。
三和電気計器 KD3
約20gの薄型ペンタイプです。 作業着のポケットへ収納しやすく、電池交換もしやすい設計です。
長谷川電機 HTE-610L-R
導電性ゴムの検知部と自動消灯付きLEDライトを搭載しています。
共立電気計器 KEW 5712
AC80~600VとDC40~750Vに対応します。 直流検電では付属リード線を使用します。
検電器の基本的な使い方
本体と電池を確認する
本体の破損、検知部の汚れ、電池残量を確認します。 電池チェック機能がある場合は、正常に表示されることを確認します。
既知の活線で動作確認する
電圧が存在すると分かっている箇所で検電器が正常に反応することを確認します。
交流・直流と感度を設定する
使用する設備に合わせて、交流・直流、裸線・被覆線、Hi・Loなどの設定を確認します。
取扱説明書どおりに検知部を当てる
検知部を指定された位置へ接触または接近させ、LEDとブザーの反応を確認します。
使用後も既知の活線で再確認する
検電作業後にもう一度既知の活線へ当て、作業中に故障や電池切れが起きていないことを確認します。
※上記は一般的な確認の流れです。実際の操作方法、握る位置、接地方法、感度設定は製品によって異なります。 必ず各製品の取扱説明書と現場の安全手順を優先してください。
検電器を使用するときの注意点
検電器を過信しないでください
検電器が反応しないことだけを理由に、電線や端子へ触れないでください。 電池切れ、故障、誤った感度、電線の遮へい、直流・交流の選択ミスなどにより、電圧があっても反応しない可能性があります。
使用前後に動作確認する
検電器は、使用前と使用後に既知の活線で動作確認します。 使用前だけでなく使用後にも確認することで、作業中に電池切れや故障が発生していないか判断しやすくなります。
交流用を直流回路で使用しない
KEW 5711、HIOKI 3481、KD3、HTE-610L-Rは交流用です。 太陽光発電設備や蓄電池などの直流回路に使用しても、正しく検知できません。
指定された握り位置を守る
検電器は、人体を通じた静電容量や接地状態を利用して動作する製品があります。 指定された握り部を正しく持たないと、感度が変化する可能性があります。
絶縁手袋や保護具を使用する
検電器を使用する作業場所によっては、絶縁用保護具や適切な作業服が必要です。 現場の規定、電圧区分、作業内容に合わせた保護具を使用してください。
シールド付きケーブルに注意する
導電遮へい層を持つシールドケーブルは、被覆の上から検電できない場合があります。 ケーブルの構造と検電器の対応条件を確認してください。
隣接する電線の影響に注意する
複数の電線が密集している場所では、確認したい電線ではなく、近くの活線に反応する場合があります。 感度を切り替え、電線を分離できる場合は距離を取り、必要に応じて別の測定方法で確認してください。
濡れた場所で使用しない
手や本体が濡れた状態では使用しないでください。 防水性能が明記されていない製品を雨中や水のかかる場所で使用すると、感電や故障の原因になります。
検電器で電圧値は測定できない
一般的な検電器は、電圧が存在する可能性を知らせる器具であり、正確な電圧値を表示する測定器ではありません。 100V、200V、400Vなどの具体的な電圧値を確認する場合は、適切なデジタルマルチメータや電圧計を使用してください。
検電器に関するよくある質問
検電器とは何を確認する道具ですか?
電線や電気設備に電圧が存在する可能性を確認するための器具です。 検電時にはLEDやブザーで通電状態を知らせます。
非接触検電器は被覆電線の上から使えますか?
被覆電線に対応する製品であれば、被覆の上から交流電圧を検知できます。 ただし、被覆の厚さ、シールド、感度、持ち方などによって検知できない場合があります。
交流用検電器で直流を確認できますか?
できません。 KEW 5711、HIOKI 3481、KD3、HTE-610L-Rは交流用です。 直流を確認する場合は、KEW 5712のような直流対応製品を使用してください。
太陽光発電設備にはどの製品がおすすめですか?
太陽光発電設備では直流回路を扱うため、DC40~750Vに対応するKEW 5712が候補です。 直流検電には付属リード線を使用し、対象は裸線です。
検電器が反応しなければ電気は流れていませんか?
反応しない場合でも、電池切れ、故障、感度設定、持ち方、電線の構造などの影響が考えられます。 検電器の反応だけで無電圧を断定しないでください。
100Vと200Vを検電器で区別できますか?
今回紹介する一般的な検電器では、正確な電圧値を測定できません。 100Vと200Vを区別する場合は、対応するデジタルマルチメータなどで測定してください。
Hi感度とLo感度の違いは何ですか?
Hi感度は低い電圧や被覆電線を検知しやすい一方で、周囲の電線や誘導電圧にも反応しやすくなる場合があります。 Lo感度は不要な反応を抑えやすく、裸線や高めの電圧確認に使われます。
検電器の電池はいつ交換すればよいですか?
電池チェック表示が弱い、ブザーが小さい、LEDが暗い、既知の活線で反応しない場合は交換を検討してください。 長期間使用していない場合も、使用前に電池状態を確認します。
検電器とデジタルテスターの違いは何ですか?
検電器は電圧が存在する可能性を素早く確認する器具です。 デジタルテスターは、テストリードを接続して電圧値、電流、抵抗などを数値で測定します。
電気工事士でなくても使用できますか?
検電器を所有すること自体と、電気設備の工事を行うことは別です。 電気工事の内容によっては電気工事士資格が必要です。 無資格・未経験で分電盤や活線設備を扱わないでください。
V・mV・A・mAなどの単位確認にはMyUnit
検電器や電気測定器では、V、mV、A、mA、Ωなどの単位が使われます。 1000mVは1V、1000mAは1Aです。
単位換算アプリ「MyUnit」は、電流、電力、電荷、抵抗、周波数などの単位換算に対応しています。 設備仕様書や測定記録の単位を整理したいときにも利用できます。
MyUnitの詳細を見るまとめ|交流・直流と使用電圧に合う検電器を選ぼう
検電器を選ぶときは、形状や価格だけでなく、交流・直流への対応、検知電圧範囲、裸線・被覆線、感度切替、ライト、安全カテゴリを確認することが重要です。
- KEW 5711:AC20~1000Vの広い交流検知範囲
- HIOKI 3481:約30gの軽量設計と白色LEDライト
- 三和電気計器 KD3:約20gの薄型ペンタイプ
- HTE-610L-R:導電性ゴム検知部とLEDライト
- KEW 5712:AC80~600V・DC40~750Vの交流直流両用
一般的な住宅や工場の交流低圧設備で使用するなら、交流用のKEW 5711、HIOKI 3481、KD3、HTE-610L-Rが候補です。 太陽光発電設備や直流回路を扱う場合は、直流対応のKEW 5712を選びましょう。
検電器は安全確認を補助する重要な工具ですが、検電器だけで無電圧を断定することはできません。 使用前後の動作確認と、現場で定められた安全手順を必ず守ってください。




